8月18日、Cautious Clayはブルーノートからデビュー・アルバム『KARPEH』をリリースする。シンガー・ソングライター、マルチ・インストゥルメンタリスト、プロデューサーとして知られるジョシュア・カルペは、自身のジャズ・ルーツをこれまで以上に深く掘り下げることで、芸術性の新しい一面を明らかにしている。この発表に合わせて、「Ohio」に続く二作目のシングル「Another Half」が公開されている。
「Another Half」
マルチインスドゥルメンタリストとして複数の楽器を自由自在に操るCautiousだが、それは常に音楽の物語に奉仕するためである。「物語を語るための音楽でありたかった」と彼は説明する。「このアルバムを通して、私は自分の人生の旅を、家族の過去の人生経験の融合、現在の自分の探求、そして、それらの断片が未来にどのような影響を与えるか、ということと同一視している」
アルバムを3つのセクションでテーマ別に構成し、彼の親族が家族の歴史について語る音声を挿入した。最初のセクションを彼は "The Past Explained "と呼び、アルバムのリード・シングルである「Ohio」を含む、クリーブランドで育った彼の初期の体験に触れた曲を収録している。アルバムの真ん中のセクションは、Cautiousが "The Honeymoon of Exploration "と呼ばれている。
この5曲は彼のサイケデリック体験の一部を描いたもので、自己反省と他者とのより深い親密さの欲求を刺激している。最後の4曲は、コーシャスが "A Bitter & Sweet Solitude "と呼ぶ第3のテーマ・セクションを構成している。孤独の中で充実した時間を過ごすことで、自分自身や他者とのより良い関係を築くことができ、より深い親密さが生まれるというのが、コーシャスの主張である。
アルバム全15曲の中で、ボーカル、フルート、テナー・サックス、ソプラノ・サックス、バス・クラリネット、ギター、シンセサイザー、ベースを聴くことができる。ゲスト参加も豪華だ。
ラージ、トランペッターのアンブローズ・アキンムジレ、サックス奏者のイマニュエル・ウィルキンス、ヴィブラフォン奏者のジョエル・ロス、キーボード奏者のジュリアス・ロドリゲス、ベーシストのジョシュア・クランブリー、ドラマーのショーン・リックマンなど、モダン・ジャズ界の重鎮を含む幅広い共演者を招いている。その他、叔父のベーシスト、カイ・エックハルト、高名なパキスタンのヴォーカリスト、アロージ・アフタブらがアルバムに参加している。
Cautious Clay 『KARPEH』
Label :Blue Note
Release:2023/8/18
- 102 Years of Comedy (Intro)
- Fishtown
- Ohio
- Karpehs Don’t Flinch
- The Tide Is My Witness
- Take a Half (a Feeling We Chase)
- Another Half (with Julian Lage)
- Repeat Myself
- Glass Face (with Kai Eckhardt & Arooj Aftab)
- Walls & a Roof (Interlude)
- Unfinished House (with Julian Lage)
- Blue Lips (with Julian Lage)
- Tears of Fate
- Yesterday’s Price (with Immanuel Wilkins and Ambrose Akinmusire)
- Moments Stolen
16.Daring Is Caring