ニューヨークを拠点とするキャメロン・メシローによるエレクトロニック・プロジェクト、Glasser(グラッサー)がおよそ10年ぶりのスタジオ・アルバム『Crux』を発表しました。新作アルバムは10月6日にOne Little Independentからリリースされます。リード・シングル「Vine」が同時に公開されています。下記よりMVを御覧下さい。
「Vine」の制作過程について、Mesirowは「全てのパートが非常に分離したように聞こえるものを作りたかったんだ」と語っています。"実はジャズのように考えていたんだ。音楽を職業とするための機械から少し切り離されたように感じた後、音楽を書くことに戻るということだった」
前作の後、曲を作ることに戻るのは大変だった。最初のアルバムを作ったときは、試して失敗するという確立されたルーチンがなく、とても即効性があった。2枚目のアルバムは、ツアーという不安定な生活を数年続けた後に作ったので、やはり定期的にものを作るという関係性が確立されていなかったんです。リリース後も、自分を見つめ直す中心がなかった。
そんな中、ようやく音楽というものを前向きに捉えられるようになったのは、バルカン半島の歌を学ぼうとレッスンを受け始めたことです。ブルガリア国営放送の合唱団のレコードで聴いていた、発声練習のようなものを学んでみたかったんです。曲作りも始めて、アルバム制作に向けた活動も始めました。
「Vine」
Label : One Little Independent
Release: 2023/10/6
Tracklist:
1. A Guide
2. Vine
3. Easy
4. Knave
5. Mass Love
6. Thick Waltz
7. All Lovers
8. Clipt
9. Undrunk
10. Drift
11. Ophrys
12. Choir Prayer