以前、日本でも公演を行っているロカビリー・パンクバンド、Social Distortion(ソーシャル・ディストーション)は、6月末から米国で夏のツアーを開始する予定でしたが、フロントマンのMike Ness(マイク・ネス)が扁桃腺癌の手術に専念するため、ニューアルバムのリリースとツアーの延期を発表しました。
ソーシャル・ディストーションは昨年、フランスのHell Festにも出演し、年末にはラスベガスでの公演を行い、パワフルなパフォーマンスを披露しました。リリースとツアーの延期は残念ですが、ファンにとってはもうしばらくの辛抱となり、フロントマンの完全な回復を祈るしかありません。
「人生は計画通りに進むと思っていたが、そうとは言いがたい瞬間もある」と、マイクは声明の中で書いています。
「プリプロダクションの最中に、私はステージ1の扁桃腺がんと診断された。手術の前日まで、スタジオでのレコーディングを続けられるほど体調は良かった。バンドと私は、この曲を作ることにとてもインスピレーションを受け、興奮していた!
手術からの回復は一日一日の積み重ねで、3週間後には放射線治療が始まりますが、これが私に必要な最後の治療となるでしょう。医師団は、この治療が終われば、治癒と回復のプロセスを開始できると確信してます。私たちは、私が長く生産的な人生を送ることができるよう、完全な回復を期待しています。
ツアーやアルバムの発売を延期するのは心苦しいですが、体調の回復には時間が必要です。辛抱強く待ってくれているファンの皆さんには、感謝の言葉もありません。もう少しだけ、時間がかかるかもしれません。でも、必ずや皆さんの期待を上回るものをお届けすることをお約束します」
「私は、このプロジェクトによって、まったく新しい闘いに目を向けることができたことを、皆さんに知っていただきたいと思います。皆さんや皆さんの大切な人が個人的に経験していることだと思いますが、私はこの重い経験から、それがどのようなことを意味するか知ったのです。
私は友人や家族の愛とサポートに囲まれています。特に、素敵な妻と素晴らしい息子たち(そして、3匹の犬と子猫も忘れないでください)。♥️ 私たちはこれを乗り越えることができるはずだ...」