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Will Butler & Sister Square{ウィル・バトラー & スクエア・シスターズ)は、セルフタイトルのニュー・アルバムを発表した。この新作は9月22日にMergeから発売される。
2020年の『Generations』に続くアルバムには、先にリリースされたトラック「Willows」とニュー・シングル「Long Grass」が収録されている。
ジュリー・ショア、ジェニー・ショア、サラ・ドブス、マイルズ・フランシスからなるSister Swuaresは、10年近くバトラーと共にツアーやレコーディングを行なってきた。「ジェニー・ショア(僕の妻)とは、僕がアーケイド・ファイアに入る前年に大学で出会ったんだ。私がポリシーのツアーをするバンドが必要だった時、(ジェニーの妹の)ジュリーを誘った。そして、ジェニーとジュリーの幼なじみであるサラにも声をかけたんだ。Generationsの後、私は奇妙なソロ・アルバムを作ることを考えた。地下室で私一人で、とか。たいていの場合、僕が望んでいたのは、その反対だった」
「Long Grass」
マイルズ・フランシスは次のようにコメントした。
「ウィルと私は、このアルバムの制作を通して、プロダクション・デュオとしての関係を有機的に発見した。ウィルと私は、このアルバムの制作を通して、プロデュース・デュオとしての関係を有機的に発見した。プロデューサーとして、ジェニー、ジュリー、サラと仕事をするのは夢だ。彼らは生得的につながっている。動きひとつでムードを作り出したり、フィーリングの根源に迫ったりすることができるんだ」
ウィル・バトラーはプレスリリースの中で、アーケイド・ファイアからの脱退は「人生で最も複雑な決断だったかもしれない」とも語っている。
「それまでの2年間、私は3人の子供たちと家で過ごしていた。私はそのころ、39歳だった。毎朝起きて、エミリー・ディキンソンの詩を全部読むまで読んでいた。モリッシーやショスタコーヴィチ、スポティファイのトップ50を聴いていた。答えのない、形のない疑問を抱いていた。でも、正直なところ、私はこのレコードについて素晴らしいと感じていた」
このアルバムのリード・シングルについて、彼は付け加えた。「第二次世界大戦中のキルギスの小さな町での子供時代を振り返るアーティストの話だよ。愛について、芸術家になることについて、憂鬱について、そして一本の線路が走る広大な風景について書かれている。そしてこの曲は、線路の下を不機嫌にさまよい歩く、若い大人になってからのことを思い出させた。この曲は、私たちを形成したものを捨て去り、かつての世界を思い出そうとすることを歌っているのかもしれないね」
『Will Butler + Sister Squares』
Label: Merge
Release: 2023/9/22
Tracklist:
1. Open
2. Stop Talking
3. Willows
4. Long Grass
5. Me & My Friends
6. Saturday Night
7. Car Crash
8. Sunlight
9. Arrow of Time
10. I Am Standing in a Room
11. Good Friday, 1613
12. Old Year
13. Hee Loop
14. The Window