Searows |
ロンドンのSSW、Matt Maltese(マット・マルチーズ)は、Communion Recordsと共同名義で自身のインディペンデント・レコード・レーベル”Last Recordings On Earth”を立ち上げると発表した。マット・マルチーズは最新アルバム『Driving Just To Drive』を先日リリースしたばかりだ。
新しいベンチャーを立ち上げた理由について、Matt Maltese(マット・マルチーズ)は次のように語っている。「サインをされ、落とされ、またサインをされ、それしか選択肢がなかった時期にはDIYでアルバムを作ってきたアーティストとして、音楽を継続して作り続けることがいかに重要であるかを痛感してきた」
「多くのアーティストが共存し、共に持続可能なキャリアを築けるスペースがあると私は本当に信じている。"ビッグになるか、それともホームに帰るか "というような一元的な考え方から一歩踏み出せば踏み出すほど、アーティストのキャリア破壊は減少し、より多くのアーティストが自分の目指す理想的なアーティストへと成長することができるはずだ」
このインディペンデント・レーベルの第1弾シングル「Older」は、アレック・ダッカートこと 、Searows(シーロウズ)によるもので、Phoebe Bridgersの内省的な感覚や親密さを思い起こさせる、繊細なギターが印象的な曲だ。この曲について、アレック・ダッカートはこう語っている。
「この曲は、歳をとって、若すぎると感じると同時に歳を取りすぎていると感じること、そして、その両方の気持ちの中で無力感を感じないようにすることについて歌っていると思う。若いときは無力感を感じ、歳をとって周りの人が歳をとっていくのを見ているときも無力感を感じる。時の流れは止まることがなく、それは生きていることの最高であり最悪なことでもあるんだ」
「Older」ーSearows