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シカゴのラッパー、Mick Jenkins(ミック・ジェンキンス)がニューアルバム「The Patience」を8月18日にリリースすると発表しました。後日、掲載した特集記事、Weekly Music Featureもあわせてご覧ください。
ミック・ジェンキンスはシカゴのオープンマイクシーンとも関わりを持つ。2021年に発表したアルバム「Elephant In The Room」は当サイトの2021年のベスト・アルバムに選出されている。ラップには一家言を持つイギリスの音楽メディア、CLASH誌は、ミック・ジェンキンスを高く評価し、レビュアーであるニール・スミスさんは次のように絶賛している。「ミック・ジェンキンスは、ニュアンスと重層的なサブテキストの達人だ。アルバムは、ヴィンテージ・ソウル・レコードの基礎と、リリックに長けたアルト・ヒップホップ・アルバムにしか見られない、悲痛で残酷な正直さを融合させている」前作はジェンキンスが家族との記憶に焦点を当て、彼の命題であるビンテージ・ソウルとモダン・ラップの融合に音楽的な根幹が置かれていた。
さて、8月発売のニューアルバム『The Patience』の最初のニュー・シングル「Smoke Break-Dance」はアトランタのラッパー、JIDが参加している注目作。「Smoke Break-Dance」はマリファナへのラブソングで、ジェンキンスはシンコペーションのビートに乗せて、マリファナを愛用し、それがいかに良い気分をもたらすかを表現している。「ほんのちょっとのマリファナで、彼は深みにはまっていくことはない」とJIDはヴァースで付け加えている。ミュージックビデオはアンドレ・ミューアが監督を務めた。こちらも下記よりご覧下さい。
Mick Jenkins(ミック・ジェンキンス)は、この新作アルバムについて、次のように説明している。「私は、自分の状況を変えるため、自分の力の及ぶ範囲内であらゆることをする人間なんだ。 ある程度の一貫性があれば、その行動は必然的に待たなければならないポイントにたどり着く場合もあるんだ。それで、 自分を前進させるために必要なことが、もはや自分の手には負えない時点であることさえある。 筋肉が断裂し、修復され、芸術的な意図とは無縁の瞬間に、そのコンセプトをはっきり理解する。 私が忍耐に対し最も苛立ちを覚えるのは、このような瞬間なんだ」