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ダブリン出身のシンガーソングライター、アオイフェ・ネッサ・フランシス(Aoife Nessa Frances)は、最新アルバム『Protector』のセッションでレコーディングされた未発表曲「Fantasy」を公開した。
カバラ(ユダヤ神秘学)のタロット占いをもとにした神秘的なニューシングル。メロトロンやハープを効果的に用い、60年代後半のバロック・ポップ/チェンバー・ポップを現代風にアレンジしている。アーティストは徐々にソングライターとしての本領を発揮し始めている。今後の活躍に期待すべし。
アイルランド出身のSSW、ネッサ・フランシスは、シングルについて次のように説明する。「『Fantasy』では、大神官(教皇)のタロット・カードから霊感を受けたの。この曲を書いている時、私はタロットの読み方を勉強してて、それぞれのカードに時間をかけて意味を染み込ませていたの。『大神官』は、玉座に座る女性が2本の柱の間に描かれ、異なる世界を仲介するような役割を象徴している。この印象をもとに、私は、彼女の本質と象徴を反映するものとして、『ファンタジー』を書いた。彼女は、直感と意識の領域を繋ぐ、2つの世界の架け橋を体現しているの」
「二元性の形として柱の間を泳ぎ、敷居に立ち、潜在意識の秘密、闇と光、女性性と男性性を守っている。感情としての水。無意識の深層心理を表し、流動性と適応性をもたらし、変化を受け入れ、感情が自然に流れるようにすることの重要性を強調しています。落下する果実は変化と変容の象徴であり、カードのイメージのザクロはセクシュアリティと再生の象徴なんです」
「『Fantasy』を書くことによって、私は、自分探しの旅に出かけ、自分のハイヤーセルフとつながることが出来た。曲全体を通してのMéabh McKennaのハープの演奏は、流れる川のような役割を果たし、その意味を強調する絶え間ない存在でもある。Fantasyは『Protector』と同じ時期に書かれた曲だが、自分にとってユニークな空間を占めているので、別にすることにしたの」
Aoife Nessa Francesのニューシングル「Fantasy」は、Partisan Recordsより発売中。ストリーミングはこちら。
「Fantasy」