UKエレクトロの重鎮、The Chemical Brothersが新曲「Skipping Like A Stone」でBeckとタッグを組んで、意外なコラボレーションを行った。ケミカル・ブラザーズは9月8日にニュー・アルバム『For That Beautiful Feeling』をリリースし、11月には全英ツアーを控えている。
「Skipping Like A Stone」は、ケミカル・ブラザーズのレイヴとベックの幻惑的なヴォーカルが溶け合い、サイケデリックな透明感が炸裂している。曲作りにはライブ・パフォーマンスが感じられ、ケムズは25年にわたるフェスティバルで鍛え抜かれた力量を遺憾なく発揮しようとしている。
新刊『Paused In Reflection』は、ジャーナリストのロビン・ターナーが執筆したキャリアを振り返っている。本書の中で、BeckはChemical Brothersとのクリエイティブな関係についてコメントしている。
「ケミカル・ブラザーズは、探求することに長けているんだ。ケミカル・ブラザーズのレコードは、いつも違う場所に連れて行ってくれる。彼らは、エレクトロニック・ミュージックとDJカルチャーのさまざまな時代の間にある、ちょっと変わった場所にいるんだ。まるで複数の年代に同時に足を踏み入れているような、同業者の中ではまったくユニークな存在なんだ。彼らは常に毎年作品を作り続けていて、これほど豊かで印象的な作品群を蓄積しているという点で稀有な存在だろう」
「Skipping Like A Stone」