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シカゴの伝説的なインディーロックバンド、Wilco(ウィルコ)が13枚目のスタジオ・アルバム『Cousin』を発表しました。ケイト・ル・ボンのプロデュースによる2022年の『Cruel Country』に続くアルバムは、dBpmレコードから9月29日にリリースされる予定です。
リード・シングル「Evicted」とアルバムのカバー・アート、トラックリストは以下をチェックしてみてください。
Wilcoのフロントマンのジェフ・トゥイーディーは、プレスリリースで「僕はこの世界に対していとしさを感じているんだ。血の繋がりは感じないけど、結婚すれば従兄弟なのかもしれないね」
「誰かの心から締め出されるに値するという圧倒的な証拠の前で、自分自身の主張をするのに苦労している人の視点から書こうとしたんだ」と彼はニューシングルについて付け加えた。「自業自得の傷はやはり傷つくし、私の経験では、そこから完全に立ち直ることはほとんど不可能だよ」
ウィルコの素晴らしいところは、彼らは何にでもなれるということ。彼らは変幻自在で、どんなジャンルであれ、どんな感触のレコードであれ、彼らのやること全てに流れる真正の糸がある。これほど成功したキャリアの奥深くで、物事をうまく変化させることができるバンドはそうそう多くはありません。
「Evicted」
インディー・ロックの象徴的バンドであるウィルコが、9月29日にdBpmレコードからリリースされるアルバムからのタイトル曲である最新曲「Cousin」を発表した。
リード・シングル 「Evicted」に続くこの曲は、家族との喧嘩を詳細に描いているが、敵対することを拒否するというひねりを加えている。代わりに語り手は、"My cousin/ I'm you. "と言いながら、家族ぐるみで相手を抱擁する。ユーフォニアスなストリングスとマーチング・ビートに乗せて、フロントマンのジェフ・トゥイーディーは自分の感情を歌にぶつけ、"When your red lines/ Get crossed with mine/ I objection to you/ Our deal's un-struck "といったセリフで不満をぶちまける。しかし、曲の展開が進むにつれて、彼は、人は往々にして自分が軽蔑しているものを他人も軽蔑しているという現実から逃げず、"It never hurts to cry "と付け加えた。
才能あるウェールズのアーティスト、ケイト・ル・ボンのプロデュースによる『いとこ』は、ウィルコにとって大きな変化を意味する。トゥイーディーは、アルバムのテーマについてこう語っている。「血のつながりは感じないけど、結婚して従兄弟になったのかもしれない。この感覚は、世界の中にいると同時に、世界の外にいるということなんだ」
このツアーには、ロサンゼルスのベルウェザーでの2回目の公演、歴史的なエース・ホテルでの3泊、シアトルでの2泊、ダラス、デンバー、セントルイスといった都市での公演が含まれている。さらに、バンドはオーストラリアと日本への再来日公演を発表したばかりだ。
待望のニュー・アルバムと同時に、ジェフ・トゥイーディーは11月7日に『WORLD WITHIN A SONG: Music That Changed My Life and Life That Changed My Music』という本をペンギン・ランダム・ハウスのダットン社から出版する。11月5日から13日までブックツアーが開催される。
ケイト・ル・ボンがプロデュースした「Cousin」は、dBpmレコードから9月29日にリリースされる。昨年、Wilcoは、『Cruel Country』を発表している。さらに『Yankee Hotel Foxtrot』の20周年盤もリリースした。
後日掲載致しましたウィルコのニューアルバム『Cousin』のレビューも是非あわせてお読みください。
Wilco 『Cousin』
Label: dBpm
Release: 2023/9/29
Tracklist:
1. Infinite Surprise
2. Ten Dead
3. Levee
4. Evicted
5. Sunlight Ends
6. A Bowl And A Pudding
7. Cousin
8. Pittsburgh
9. Soldier Child
10. Meant To Be