Torres  新作アルバム『What an enormous room』の制作発表  リードシングル「Collect」をリリース

©Ebru Yildiz

ブルックリンを拠点とするシンガーソングライター、TORRES(別名 マッケンジー・スコット)がニューアルバム『What an enormous room』を発表しました。この発表と同時にファーストシングル「Collect」が配信されています。


『What an enormous room』はMergeより2024年1月24日リリース予定。Collect」のビデオはダニ・オコンが監督。アルバムのトラックリストとジャケット・アートワークは以下の通り。


「この曲は正義が果たされることを歌っている。何年も書こうとしていた怒りの曲だ!」とスコットはプレスリリースで語っている。


スコットはサラ・ジャッフェと共にアルバムをプロデュースし、昨年秋にノースカロライナ州ダーラムのスタジアム・ハイツ・サウンドでレコーディングした。ライアン・ピケットがエンジニアを務め、TJ・アレンが海外のブリストルでミックス、ヘバ・カドリーがマスタリングを担当した。


アルバムのバイオグラフィーを書いたボーイ・ジーニアスのジュリアン・ベイカーは、次のように語っている。「TORRESについて言えることは、この音楽は確信に満ちたところから生まれているということだ...。そして、聴いていて信じられないほど良い音楽だと思う」

 

 

「Collect」



「I got the fear」



TORRESはアルバムからのファースト・シングル「Collect」を発表しているが、今日はそれに続く新曲「I got the fear」を公開した。以下よりご試聴下さい。


マッケンジー・スコットはこの曲について、次のように説明している。「集団的な恐怖が高まっている。戦争、気候の大災害、パンデミック、世界的な人権の後退、政治的な地獄絵図...。希望を取り戻す方法を見つけることが本当に重要だと思う。私はここで、できることなら道を照らすような手助けをしたいと思っている。ほとんどの日、私は人類が道を見つけると本当に信じている。しかし、もしかしたらそうならないかもしれないという不安がつきまとう。絶望的だと信じる種が自らを破滅させるというのは、自己成就的予言なのだろうかと思わざるを得ない」




 ・「Wake to flowers」



TORRES(別名: マッケンジー・スコット)は、近日発売予定のアルバムの最新曲「Wake to flowers」をMergeからリリースした。

 

シンセ・ポップとエクスペリメンタル・ポップの中間域を漂うかのようなアプローチを取るマッケンジー・スコットであるが、最新シングルではクランチなギターとベッカ・マンカリやニューヨークのシンセポップグループの性格を思わせる清涼感のあるインディーポップサウンドが魅力だ。

 

シングルと同時公開された「Wake to flowers」のMVは前二作のミュージックビデオを制作した、スコットのコラボレーターであるダニ・オコンが監督。マッケンジー・スコットは次のように説明している。


「"希望 "の後に "失望 "が訪れることはよくある。人は恐ろしいほど回復力がある。私たちは日頃から楽観的で、何かが欲しくて打ち砕かれることが多い。もしかしたら、私たちの全力とエネルギーを費やして、それでも実現しないことがあるかもしれない。それでも、物事が自分の望んだ通りにならないと不安になったり、あまり楽観的でなかったかもしれないのに、望みをすべて叶えてしまったことはないだろうか? これはよくあることのような気がするけど、それを認める声はあまり聞かない。この曲は、そのことを常に意識しておくための私の方法なんだ」

 

 




アルバムのレビューはこちらよりお読み下さい。


 

Torres 『What an enormous room』



Label: Merge

Release:  2024/1/24

 

 

Tracklist:


1. Happy man’s shoes 

2. Life as we don’t know it

3. I got the fear

4. Wake to flowers

5. Ugly mystery

6. Collect

7. Artificial limits

8. Jerk into joy

9. Forever home

10. Songbird forever