Boecknerとして活動するダニエル・ベックナー(ウルフ・パレード、オペレーターズ、ディヴァイン・フィッツ、ハンサム・ファーズ)が、セルフタイトルに感嘆符を加えたソロ・デビューアルバムを発表した。新作アルバム「Boeckener!」は3月15日にSub Popからリリースされる。
『Boeckner!』は、ニューヨークのCircular RuinでRandall Dunnがプロデュース、エンジニア、ミックスを担当し、ブルックリンのHeba Kadryがマスタリングを担当。ドラムにマット・チェンバレン、ギター/ヴォーカルアレンジを担当したメディシンのブラッド・レイナー、そして「Dead Tourists」を共作したレーベルメイト、Kiwi Jr.のジェレミー・ゴーデをフィーチャーしている。
「このレコードは自伝のようなもので、アトラスの戦略的な音楽、具体的なシンセの爆発、オペレーターズの瑞々しいシンセ、ハンサム・ファーズのノイズギター、シュトックハウゼンからトム・ウェイツまで、あらゆるものから影響を受けている」
「特に、彼がプロデュースした”Sunn0)))”のレコードはずっとファンだった。ランダルと仕事をすることで、抑圧されていた音楽的衝動が解き放たれた。プライベートでは楽しんでいるけれど、普段は自分がリリースする作品には織り込まない、オカルト的なシンセや疑似メタル、クラウトロック、ヘヴィ・サイケの影響などに影響を受けている」
アルバムのリードシングルとして「Lose」が公開された。パルス状のレトロなシンセとベックナーの熱狂的なボーカルが合致し、独特な雰囲気を醸し出す。そのワイアードなパッションは、アルバート・ハモンド・Jr.のソロ作に比するものがある。ロック本来のダサかっこよさの魅力が極限まで引き出された痛快なニューシングル。今週のベストニュートラックスとしてご紹介します。
「Lose」
Boeckner 『Boeckner!』
Label: SUB POP
Release: 2024/03/15
Tracklist:
1. Lose
2. Ghost in the Mirror
3. Wrong
4. Don’t Worry Baby
5. Dead Tourists
6. Return to Life
7. Euphoria
8. Holy Is the Night
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