Green Day 新作アルバム『Saviors』の4thシングル「One Eyed Bastard」を公開  人生の悪い時期への回想

 

©Alice Baxley

オレンジカウンティのポップパンクの伝説ーーグリーン・デイが新作アルバム『Saviors』の4作目のシングル「One Eyed Bastard」を発表した。以前公開されたプレビューシングル「Dilemma」「The American Dream Is Killing Me」「Look Ma, No Brains!」の試聴は以下から。


フロントマンのビリー・ジョーはグリーン・デイの新作発表以前に、ソロ・アルバムで肩慣らしを行った。このカバー作品では、ポップパンクカバー「War Story」において戦争に関するテーマを取り扱っていた。直近のガーディアン誌のインタビューの中で、ビリー・ジョーは『Savior』で政治的なメッセージに回帰したことについて、「ここ数年間、ドナルド・トランプ政権に対する嫌悪感を抱いていた」と明かしている。それらの前政権に対する不信を源とする鬱屈としたフラストレーションが、今作においてクリエイティビティの動機となったのは疑いを入れる余地がない。NOFXと同じようにアメリカに対する普遍的な愛着があるがゆえなのだ。

 

ニューシングルについて、アームストロングは声明の中で、「"One Eyed Bastard "は、僕が持っていたリフから始まった」と明かす。


「リリックでは、人生の悪い時期を振り返っている。ノスタルジアというのはそういうもので、"あれはひどい時代だった "と思うことがある。誰にでも、人生の中で醜い思いに対処しなければならない場所がある。ありがたいことに、私にはソングライティングというはけ口がある」

 

アームストロングがグリーン・デイの最初のヨーロッパ・ツアー、ベルリンの壁の時代のドイツでの思い出について言及しているのかまでは定かではない。この時代、アームストロングは「自分が自分でなくなるような気がしていた」と回想している。しかし、アームストロングが語っているように、その時は耐え難く、苦い思い出も十年経つと、全然別の意味を帯びる場合がある。

 

 

 「One Eyed Bastard」

 



グリーン・デイのファン待望の14枚目のスタジオ・アルバム『Saviors』は1月19日にリリースされる。昨年、バンドは90年代の最大の出世作『Dookie』の30周年リイシューを発表している。