スコットランド出身のジム・リード/ウィリアム・リードの兄弟デュオ、ジーザス・アンド・メアリー・チェインが今年、新作『Glasgow Eyes』をリリースする。メリー・チェインのアルバムとしては7年ぶりで、2007年の再結成以来2作目のフルレングスとなる。バンドは続いて「Chemical Animal」という新しいジャムを発表した。「Jamcod」に続くニューシングルだ。
「jamcod」がジーザス・アンド・メリー・チェインのベスト・ソングの精細感を蘇らせたのに対し、「Chemical Animal 」はバンドの一味違う側面を示している。不安と瞑想が同時に渦巻くドローンで、ドラッグ中心の歌詞は、JAMCの不変のテーマに戻っている。トラックにはギターが多用されているが、ギターというよりはシーケンサーが中心となり、アンダーワールドのようなドライブ感のあるEDMのダンスビートを刻印している。以下からチェックしてみよう。
2017年の『Damage and Joy』に続く『Glasgow Eyes』は、グラスゴーにあるMOGWAIの所有するキャッスル・オブ・ドゥーム・スタジオでレコーディングされ、ジム/ウィリアム・リード兄弟は、「スーサイド、クラフトワーク、そしてジャズに見られるような規律に縛られない姿勢への新鮮な評価からインスピレーションを得た」とプレスリリースを通じて説明している。
「しかし、メリー・チェインがジャズになると期待してはいけない」という。「人々はジーザス・アンド・メリー・チェインのレコードを期待すべきで、”Glassgow Eyes”がそうであることは確かなんだ」
「僕らのクリエイティブなアプローチは、1984年当時と驚くほど変わらない。たくさんの曲を持ってスタジオに入り、成り行きに任せる。ルールはなく、必要なことは何でもやる。そして、そこにはテレパシーがある。私たちは、互いの文章を完成させる奇妙な双子みたいなものなんだ」
「Chemical Animal 」