Porij デビューアルバム『Teething』を4月26日に[PIAS]からリリース  ブライアン・フリエルによる演劇 ”ルグナサに踊る”に触発

©︎Jesse Glazzard

 

マンチェスターのエレクトロ・ポップバンド、Porij(ポリジ)はニューシングル「My Only Love」を発表し、デビューアルバム『Teething』の詳細を発表した。イギリス本国のメディアから少なからず注目を受けるバンドであり、メンバーの佇まいからは紳士性とスター性を感じることができる。


ヴォーカリスト兼キーボーディストのスカウト・ムーア(エッグ)、ベーシストのジェイムズ・ミドルトン、ギタリストのジェイコブ・マグワイア、ドラマーのネイサン・キャロルからなる4人組のPorijは、新作アルバムを4月26日に[PIAS]からリリースすることを明らかにした。

 

リードシングルとして公開された「My Only Love」は「良くも悪くも、落ち着いた関係の安全性と心地よさ」について歌ったものだという。ニューシングルについて、バンドはこう語っている。


「ロンドンの国立劇場で "Dancing at Lughnasa"を観に行ったとき、エンディングのモノローグで、

 

 "Dancing with half-closed eyes because to open them would break the spell / 目を開けると、魔法が解けてしまうので、目を半分閉じて踊る "

 

というセリフに衝撃を受けた。これは、私が経験した葛藤にどう対処するかにぴったりだと感じた」

 

Dancing at Lughnasa( 邦題: ルグナサで踊る: ブライアン・フリエルによる1990年の演劇作品。1936年のアイルランドが舞台。主人公のマイケル・エヴァンスが子供時代を回想するという概要。七歳の頃のおばの家での出来事を大人の視点から振り返る。


「"否定に屈する力 "が特に魅力的に感じられた。時が経つにつれて、歌詞は落ち着きを取り戻し、この曲は、ブリッジにおける『これが永遠の愛になるかどうかはわからないけど、今のところ唯一の愛でもある』という想いを軸にしている。長い付き合いにプレッシャーをかけるのは簡単だけど、この曲を通して、物事を深刻に考えすぎず、一瞬一瞬を楽しむことを思い出したんだ」


同時公開されたミュージックビデオについて、監督のマキシ・マクラクランはこう説明している。


「エッグが実際のカップルや友人、恋人たちの愛のスナップ・ショットの間を旅する様子を、写真に飛び込んだり飛び出したりしながら見せたいと思いついた。私たちの写真撮影への執着(特にスマートフォンの時代)を探求する作品はたくさんありますが、このビデオは、カメラを手に入れることができる現代性が、私たちにもたらす喜びを祝福する内容にしたかったのです」


「この映画を観た人が、暖かく、ノスタルジックで、ファジーな気持ちになり、特別な人たちを思い出してくれることを願います。この映画の制作には、たくさんの人々が関わっていることを主は知っている!!」


プレスリリースによれば『Teething』は「弱さの告白」について書かれている。本作についてスカウト・ムーア(エッグ)は語っている。「アルバムを書いている間、私は本当に孤立していたように感じた」


「毎日たくさんの詩を書いてたし、新しいアパートに引っ越したばかりだった。締め切りが迫っているのがわかっていたから、少し夜型になり、早朝の変な時間に歩き回って歌詞を書いていた」

 


 「My Only Love」



Porij 『Teething』


Tracklist:


Marmite

Unpredictable

Don’t Talk To Me

Endlessly Waiting

My Only Love

Ghost

Stranger

Sweet Risk

Gutter Punch

You Should Know Me

Slow Down



Pre-order:


https://porij-band.ffm.to/teething