テイラー・スウィフトの10枚目のスタジオ・アルバム『ミッドナイツ』が、2024年度グラミー賞アルバム・オブ・ザ・イヤーを見事受賞した。授賞式が行われていたロサンゼルスのクリプト・ドット・コム・アリーナにサプライズで登場したセリーヌ・ディオンが彼女に賞を授与した。
同アルバムは、ボーイジーニアスの『the record』、ジャネル・モナエの『The Age of Pleasure』、ジョン・バティステの『World Music Radio』、ラナ・デル・レイの『Did You Know That There's a Tunnel Under Ocean Blvd』、マイリー・サイラスの『Endless Summer Vacation』、オリヴィア・ロドリゴの『Guts』、SZAの『SOS』とともにノミネートされていた。
スウィフトはアルバム・オブ・ザ・イヤー最多受賞アーティストとしてグラミー賞の歴史に名を刻み、通算4冠を達成した。それまではポール・サイモン、スティーヴィー・ワンダー、フランク・シナトラがそれぞれ3回受賞していた。
受賞スピーチでスウィフトは、彼女が「一世代に一度の」プロデューサーと呼ぶ長年のコラボレーター、ジャック・アントノフ、エンジニアのローラ・シスク、そしてサム・デューに感謝の言葉を述べた。
彼女はまた、ミッドナイツの「スノウ・オン・ザ・ビーチ」に参加している同ノミネートのラナ・デル・レイを、"レガシー・アーティスト "であり、"今が全盛期のレジェンド "だと称賛した。
「これが私の人生で最高の瞬間だと言いたいところだけど、曲を完成させた時、大好きなブリッジのコードを解読した時、ミュージックビデオをショットリストしている時、ダンサーやバンドとリハーサルをしている時、東京でライヴをする準備をしている時、こんなふうに幸せを感じるの 」とスウィフトは語った。
「私にとって、賞は作品なの。私がしたいことは、これをやり続けること。とても好きなの。この賞に投票してくれた人たちをも幸せにしてくれるなんて、信じられないくらいうれしいわ。私がしたいことは、これを続けること。だから、大好きなことをする機会を与えてくれて本当にありがとう」
スウィフトは今夜の授賞式でさらに5部門にノミネートされ、「アンチ・ヒーロー」で年間最優秀レコード賞、年間最優秀楽曲賞、最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞にノミネートされた。また、最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバム賞も受賞し、授賞式ではニュー・アルバム『The Tortured Poets Department』を発表した。これでスウィフトはグラミー賞通算14冠を達成した。受賞の歓喜の瞬間は以下より。
And the Grammy goes to... Taylor Swift!pic.twitter.com/Bfo5HP1hY0
— Sean O'Neill (@SeanOhhhh) February 5, 2024