ハルを拠点とするシューゲイザー・バンド、bdrmmはモグワイがその才覚を認めたバンド。彼らは新曲「Standard Tuning」をリリースした。この曲は昨年10月に公開されたシングル「Mud」に続く作品。シューゲイズの色合いを残しつつも、ダンサンブルで聴きやすいトラックに昇華されている。ギターの轟音性に囚われないスタイリッシュなポストシューゲイズのアプローチが、今後どのように花開くのかに注目したい。
「"Standard Tuning''は、私自身とジョーダンのコラボレーションであり、私たちの創造的なプロセスの変化し続ける発展において重要なトラックである」とフロントマンのライアン・スミスは声明の中で説明している。
「僕はサンプルを伸ばしたり、切り刻んだりするテクニックを使ってループを作り、ジョーダンはシンセティックとドラムの加工を加えて、今聴いているようなトラックに構成した」
「歌詞については、古い幼なじみを失ったことを追っている。何年も話していないにもかかわらず、動揺と喪失の雰囲気が感じられる。この訃報は、ハル・コミュニティに影響を及ぼし、僕らの音楽にも影響を受けないわけにはいかなかった。この曲は喪失感を歌ったもので、旧友への賛辞でもある」
bdrmmのセカンドアルバム『I Don't Know』は昨年リリースされた。(WMFを読む)
「Standard Tuning」