Claire Rousey(クレア・ラウジー)は、ハンド・ハビッツをフィーチャーしたニューシングル「ily2」を発表した。この曲は、「head」に続く彼女のアルバム『sentiment』からの第2弾シングルとなる。
実験音楽とアンビエント・ミュージックの形式に挑戦することで知られるルーセイ。テクスチャーのあるファウンド・サウンド、贅沢なドローン、フィールド・レコーディングを巧みに取り入れ、人生の凡庸さの中にある美を讃える音楽に昇華させている。彼女の音楽は見事なまでにキュレーター的で、細部まで美しい粒子となり、感覚に訴えかけるものとして昇華される。『センチメント』は、孤独による感情の瞑想である。 ノスタルジア、感傷、罪悪感、セックス・・・。アルバムの物語の弧は繊細な音楽のジェスチャーと芸術的な繊細さによって導かれる。
クレア・ルーセイは、自宅や滞在先のホテルを始めとする様々なスペースで曲の制作を行った。各曲のパッセージからは彼女が過ごした時間とエネルギーの感触がリアルに放たれている。
このアルバムは、家で一人暮らしをしながら、ギターを学び、ポップ・ミュージックの魅力に出会った彼女の人生の瞬間を反映している。「最近、自分の気持ちや考えをできるだけ明確に伝えたいと思うようになった、今回はポップがもっとも理にかなう方法だと思ったんだ」とルーセイ。サンプリングされた会話の断片の告白が、彼女の作品に即時性と親密感を及ぼす。
音から純粋な感情を呼び起こすルーセイの生来の音楽的な能力は、ポップ、フィールド・レコーディングに見られる繊細さ、ミニマルなアレンジ等、多種多様な形を取って表れる。結果として生まれた『センチメンタル』の曲は、息をのむほど個人的であり、アンセミックでもある。
『sentiment』は4月19日にThrill Jockeyよりリリースされる。
「ily2」