Dana Gavanski(ダナ・ガヴァンスキー)は『Late Slap』の二作目のシングル「Let Them Row」を発表した。ダナ・ガヴァンスキーは、ロンドンのセルビア系の移民で、バロックポップをAldous Hardingのようなスタイリッシュなモダンポップスへと変化させるシンガーである。
この曲は、「ロマンチックで創造的であることの揺らぎ、ひどく高価で競争の激しい街で、皮肉と陶酔の間を常に揺れ動くこと」を歌っている。
ダナ・ガヴァンスキーは、前作『When It Comes』の作曲中に(文字どおり)声を失った。『LATE SLAP』ではマジメなモードで、作曲と歌の両方で新たな自信とエネルギーを見せている。「強くなるためには、不快であることに慣れる必要があると気づいたのです」とダナは言う。
『Late Slap』は、マイク・リンゼイ(Tunng、LUMP)とガヴァンスキーのバンド(共同プロデューサーのジェームス・ハワードを含む)と共に、マーゲイトにあるプロデューサーのスタジオ、MESSで5日間かけてレコーディングされた。
「マイクは、私が探していたサウンドの奥行きを見つける手助けをしてくれるとわかっていた。彼は音の細部に驚くほどこだわりがあり、私たちは、以前のレコードで一緒に仕事をしたことがある」
『Late Slap』の作曲において、ガヴァンスキーは、慣れ親しんだものから新しいものへと切り替えた。従来のギターとヴォイスのアプローチではなく、Appleが提供する作曲ソフトウェア、”Logic Pro"の使い方をトレーニングした。
21世紀の生活は、矛盾と頭でっかちに満ちていて、信念を持って何かをするのは難しいかもしれない。当初は無限の可能性に圧倒され、ダナは様々な影響を受けた小さな音世界のデモやコラージュを作り始めた。ある時はオーケストラ・ポップ、アート・ロック、ニュー・ウェーブなど、(セルビア系の移民として)差異と多様性を受け入れた。
「ある種の作業方法に行き詰まったときはいつも、新しいことに挑戦し、違う方法で自分自身に挑戦することが助けになる。新しい楽器を習うときのようにね。ワクワクするし、完璧を求めなくなる」
「Let Them Row」
ニューアルバム『Late Slap』はFull Time Hobbyから4月5日に発売される。先行シングルとして、 「How to Feel Uncomfortable」が公開されている。