リーズを拠点に活動するファー・カスピアン(ジョエル・ジョンストン)にとって、昨年は飛躍の年となった。
新作アルバム『The Last Remaining Light』(リリース情報)を発表し、アメリカ・ツアーを成功させました。また、本サイトの2023年度のベストアルバムにも選ばれました。
今回、ジョエル・ジョンストンはシカゴのラジオ局Audio Treeに出演し、アルバムのタイトル曲を中心にセットリストを組み、パフォーマンスを行いました。基本的なバンド編成にヴァイオリン奏者を加えて、LPの音楽の再現性以上の魅力が表わされています。ライブの模様は以下よりご覧ください。
イギリス/リーズを拠点に活動するアイルランド生まれのミュージシャンの細部へのこだわりに支えられたファー・カスピアンの音楽は、密度の濃いフックとギターを基調としたアトモスフェリックに満ちた、自己完結した独自の世界のように感じられる。
最新アルバム「The Last Remaining Light」は、ジョンストンのプロデュースとソングライティングの卓越した技巧を示し、温かみのあるギターの音色と柔らかなパーカッションを融合させ、魂を揺さぶるような複雑なサウンドスケープを創り上げました。Audiotreeのホスト、FINGYのインタビューを受けたバンドは、90年代と00年代初期のインディーロックが彼らのサウンドに与えた影響、ジョンストンの曲作りのプロセス、パフォーマンス中のストレス対処法についても語っています。
今回のライブ・パフォーマンスを収録した『Far Caspian on Audio Tree Live』は音源化されています。ストリーミングはこちらより。