実力派シンガーソングライター、マギー・ロジャースが、4月12日にサード・アルバム『Don't Forget Me』をポリドール・レコードからリリースすることを発表した。
このアルバムは、彼女の2019年のデビュー作「Heard It In A Past Life」と2022年の「Surrender」に続く。新譜に期待される最初のプレビューは、高らかに歌い上げるフォーク調のタイトル・トラック。マギーは「Don't Forget Me」の制作過程を説明した手紙を公開している。
『ドント・フォーゲット・ミー』の制作について、マギーはこう語っている。
「このアルバムの制作は、どの段階でもとても楽しかった。曲の中にそれが表れていると思う。それが、このアルバム制作を成功させるための重要な要素なんだ」
「2022年12月に3日間、2023年1月に2日間。時系列順に書かれた。アルバムに収録されているストーリーのいくつかは私自身のものだ。そして本当に初めて、そうでないものもある。大学時代の思い出や、18歳、22歳、28歳(現在29歳)の頃の詳細が垣間見える。アルバムを順次書いていくうちに、ある時点でキャラクターが浮かび上がってきた」
「アメリカ南部と西部をロードトリップする女の子の姿を思い浮かべ始めたんだ。若いテルマ&ルイーズのようなキャラクターで、家を出て人間関係から離れ、声を大にして処理し、友人たちや新しい街や風景の中に慰めを見出している」
「私は、リンダ・マッカートニーの写真のような親密さで、彼女の人生をとらえようとした。彼女はやり直し、人生の新しい章のページをめくっている」
「曲中のストーリーや詳細は、友人やニュースから得たものもある。完全に作り上げたというか、私の中から飛び出してきたものもある。ペンを紙に。完全な形で。そこにあった。こうすることで、私の現在に関する最も深い真実のいくつかが前に出てくることができたと思う」
「私はそれらを探したり、掘り起こしたりして、それらが完全に成長する前にその物語を収穫したのではない。私の人生についての真実は、私の最も深い直感から生まれた。自分自身では口に出して言う準備ができていなかったが、音楽の中に居場所を見つけた」
『Don't Forget Me』
・「So Sick Of Dreaming」
気鋭のシンガーソングライター、マギー・ロジャース(Maggie Rogers)が、近日リリース予定のアルバムのニューシングル「So Sick Of Dreaming」を公開した。先に公開されたタイトル曲に続く。
今回の新曲「So Sick Of Dreaming」でアーティストはよりロック的なアプローチを図っている。ボーカルとスポークンワードの融合という点ではニューヨークのTorresに近いが、ロジャースのソングライティングはロックの普遍性に焦点が置かれている。それほど先鋭的な音楽性ではないものの、その中には非凡な歌唱力とセンスが垣間見える。以下よりチェックしてみよう。
マギー・ロジャースはニューヨークの歌手ではあるが、今回のアルバムでは南部的な概念をポピュラー音楽の中に織り込んでいる。
「So Sick Of Dreaming」
・The Late Show With Stephen Colbert
昨日、NYのシンガーソングライター、Maggie Rogers(マギー・ロジャース)が米国の深夜番組、『The Late Show With Stephen Colbert』に登場し、最新アルバム『Don't Forget Me』の収録曲「The Kill」をステージセットで披露した。ライブパフォーマンスの模様は以下より。
ロジャースのライブステージは、アコースティックギター、シンセ、ベース、エレクトリックギター、ドラムに加え、パーカションが参加した。曲の魅力が伝わりやすいライブとなっている。
「The Kill」