Deerhoofのグレッグ・ソーニアがデビューアルバム『We Sang, Therefore We Were』を4月26日にリリース


Deerhoofのドラマー/ボーカルとして知られるGreg Saunier(グレッグ・ソーニア)がソロ・デビュー・アルバム『We Sang, Therefore We Were』を4月末にリリースすることを発表した。アルバムのタイトルは、ルネ・デカルトの”我思う故に我あり”のニュアンスに近いものが感じられる。


「サトミ、エド、ジョンと僕は、12月初旬にオースティンで行われたライヴの合間に話をしていたんだ。彼らは僕一人でレコードを作ることを勧めてくれた。自分しか喜ばせる人がいなかったから、いつもより早くまとまったんだ。基本的にはその次の休暇までに完成したんだ」


ローリング・ストーンズの新譜は "怒った "サウンドになるという発表に興奮していた。そうだ、私も怒っているんだ』と思った。


「でも、”ハックニー・ダイアモンド”は、パンクロックというよりも、少し綿菓子のように甘かったよね。だから、今回、ニルヴァーナに戻ることに決めた。巨大なディストーションに乗ったキャッチーなメロディ、単純なメジャースケールやマイナースケールへの適合を拒む彼らの歌、ファシズムが蔓延するこの時代にも普遍的に響く暗い皮肉が、私はいつも好きだったんだ」


本日、彼はアルバムのリードシングル「Grow Like A Plant」を公開した。この曲についてのソーニアのコメントは以下の通り。


「この曲は、ホモサピエンスの心の厄介な癖である、自分は宇宙の他の部分よりも質の高い分子でできていると思い込んでいることを歌っている」


「何千年もの間、文明は儀式によってこの自殺的な傲慢さを何とか抑えてきたのだった。500年前までは、一握りの自称専門家が啓蒙思想を生み出し、人間は十分な陰鬱さや物理的暴力があれば、どんな問題も解決できる、宇宙は実は私たちが売り買いするための不活性な物質の塊にすぎない、と提唱した」


「しかし、もしこれがすべて間違っているとしたらどうだろう? 人間こそが、縄張りや食べ物や仲間を奪い合う、愚かな本能の機械であり、植物界や動物界こそが、密かに考えることや楽しむことを知っているとしたらどうだろう?」

 

 


Greg Saunier 『We Sang, Therefore We Were』


Label: Joyful Noise

Release: 2024/04/26


Tracklist:


1. There Were Rebels

2. Front-load the Fun

3. Yeah You, Person

4. Don’t Design Yourself This Way

5. Furrowed Sugarloaf

6. Rip the Atmosphere from the Wind

7. Grow Like a Plant

8. No One Displayed the Vigor Necessary to Avert Disaster’s Approach

9. Blame Yourself

10. Instead of Queen

11. Not for Mating, Not for Pleasure, Not for Territory

12. Playing Tunes of Victory on the Instruments of Our Defeat

 

 

「Grow Like A Plant」