Los Bitchosがニューシングル「La Bomba」をCity Slangからリリースした。ラテンの陽気なムードとディスコのリズムを織り交ぜたユニークなナンバー。今年の夏に流すのに最適な一曲だ。トム・ミッチェルが監督したビデオは、クイーンの名曲「ボヘミアン・ラプソディ」へのオマージュだ。
ロス・ビッチョスはロンドンの多国籍のバンドで、セラ・ペターレ、アグスティナ・ルイス、ホセフィーヌ・ヨンソン、ニック・クロショーの四人で構成される。ルイス、ホセという名前からみても分かる通り、南米系の移民が多いのかもしれない。彼らは、70、80年代のラテン音楽の一つである”クンビア”のスタイルを継承していると言われている。クンビアとはおそらくコロンビアが転訛したもの。カリブ海に位置する地域を指し示し、コロンビア、コスタリカ、チリの固有の民族音楽のことを意味する。ビッチョスの音楽はインストゥルメンタルのスリリングさに重点を置く曲構成だが、その中にはロックスタイルのニュアンスが含まれている。
この曲はオーリー・バートン・ウッドがプロデュースした。バンドは次のように語っている。
「”La Bomba”はエネルギーとパワーの爆発だ! 去年の夏、フェスティバルで演奏し始めたんだけど、そのエネルギーがとても気持ちよかった」
「冒頭のスタブは、キッチンで料理をしているとき、私(セラ)が最初に思いついたものなんだ。冒頭のギターのトーンとその下のスタブには、とても勇壮で力強いものがある。ツンとしたギターの音色が、クラップ、ポンピングするディスコ・ベースライン、夢見心地で渦巻くシンセ・サウンドの混沌とした風景を切り裂く」
「この曲にはディスコ時代の影響が色濃く出ており、ベースラインがこの曲のトーンを完璧なものにしていると思う。曲の構造的には、そのままコーラスに入る(ナイル・ロジャースが言ったように、なぜ待つのか?)。私たちは、この曲をできるだけクラシックなポップスの構成に近づけたいと思った」
この曲を盛り上げているのは、小さなピンポン・ドラムの音(Ring My Bell、Anita Wardを思い浮かべてほしい)だ。
彼らはミュージックビデオについてこう補足している。「この曲はハイ・エナジーで勢いのある曲なので、それにマッチさせるべく、曲に命を吹き込むようなダイナミックなビジュアルがぜひとも必要だった。このビデオには、キラキラした瞬間がたくさんあり、パフォーマンスとシュールな部分を行き来します。メイク・アップはとても楽しかったよ」
「La Bomba」