今日、デヴィッド・バザンによるインディーロックプロジェクト、ペドロ・ザ・ライオン(Pedro The Lion)は6月7日発売のアルバム『Santa Cruz』を発表した。2022年の前作『Havasu』はハザンが若い時代を過ごしたアリゾナを訪れ、その追憶と共に書かれた作品だった。このアルバムには「Teenage Sequencer」を始め、素晴らしいインディーロックナンバーが収録されていた。
続いて、10代の目覚めの不安な興奮が波打つアルバム『Santa Cruz』は、その続編のような意味を持つ。彼が13歳になった直後から「大人」の頂点に立つ21歳頃までの約10年間をカバーしている。
ファースト・シングルの「Modest」は、彼の人生で最も変貌を遂げた体験となった、モデスト市での半年間の滞在を描いている。
悲しい女性たちに掃除機を売るのをやめた彼は、ギター店でギターを弾くことになり、そこで地元のバンドからローファイ・ワザードの鮮明な作品を聴く。ビートルズ並みの啓示を受けたかのような瞬間、つまり、自分が望むだけの小さなスケールで音楽を作っても良いという許可証のような瞬間、彼は最初のペドロ・ザ・ライオンの曲を書く。このカタルシス溢れるゴージャスな曲のクライマックスで、彼はシアトルに戻り、バンドを組み、恋をし、自分らしく生きることを誓う。
この曲についてハザンは次のように説明している。
「このアルバムに収録されている曲の中で、自分の意志を表現した曲は他にないと思う。自分が何をしたいのか、本当に選択できたのはこの曲が初めてだった。モデストに住んでいたあの6ヵ月間で、他の仕事はしたくない、音楽をやってみたいという気持ちがはっきりしたんだ。この曲は間違いなく、僕が選んだ人生の出発点のような気がする」
コディ・クラウド監督によるミュージック・ビデオは以下から。ペドロ・ザ・ライオンはこの夏、全米でヘッドラインツアーを務める。
「Modest」