イギリスのノイズ・ロックの先駆者である”The Telescopes”は、Fuzz Club Recordsから2曲収録のニューシングル「Strange Waves」をリリースした。ソニック・ユースのプロトパンクを彷彿とさせる音源だ。主要なストリーミングでは一曲が配信、Bandcamp限定で2曲が配信されている。
『Strange Waves」は、バンドの初期の作品にあった歪んだガレージ・ロック・サウンドへの回帰を示す。一方、フリップサイドの「The Speaking Stones」は、The Telescopesの最も大胆な作品のひとつ。
ドローンとノイズを融合させながら14分半弱を記録したこの曲は、今なお妥協を許さないバンドの比類なきサウンドを記録している。何十年も前、スティーヴンの作品に不可欠で形成的な影響を与えたのは、スーサイドと13th Floor Elevatorsとの出会いで、ニューシングルが示すように、それらの不気味なロックンロール性は、今日でも彼の音楽に遍在するエナジーでもある。
ギタリスト/ボーカリストのスティーブン・ロウリーという比類なき原動力を中心に、ザ・テレスコープスは1988年に最初のリリース(ループとのスプリット・フレキシー盤「Forever Close Your Eyes」)を出して以来、たえず進化を続けている。
ローリーのアイデアを補完するミュージシャンの顔ぶれは常に変化し続けており、ザ・テレスコープスは立ち止まる暇も休む暇もない。バンドは今年2月に同レーベルからフルレングス『The Growing Eyes Become Strings』をリリースし、センセーショナルなインパクトを与えている。