サウスロンドンのWu-Luは、ソロ名義でありながらコレクティヴの形で活動している。彼らはバンドになったかと思えば、次の瞬間、グループで熾烈なラップバトルをステージで繰り広げる。形やスタイルにとらわれない。その流動性こそがアーティスト、ひいてはロンドンのカルチャーの魅力なのだ。
Wu-Luはラップとグランジを融合させた劇的なシングル「South」で同地のシーンに名乗りを上げ、徐々に知名度を獲得していった。その後、WARPと契約し、新作アルバム「Loggerhead』をリリースした。リリース後にはフランスのメディアにも出演し、BBCでもライブパフォーマンスを披露した。
Wu-Luは新作アルバム『Learning To Swim on Empty』の制作を発表した。このアルバムはWARPから5月17日にリリースされる。おそらく2024年の注目作の一つとなりそうだ。
待望のニューアルバム「Learning To Swim On Empty」は、ウー・ルーのサウンドの深みと幅が増していることを示している。反ジェントリフィケーションのアンセム「South」でブレイクし、アルバム『LOGGERHEAD』は爆発的なエネルギーを持ち、広く賞賛されたが、タイトル曲でWu-Luがよりニュアンスに富んだ個人的なアプローチをとっていることがわかる。
アルバムの最初のシングル「Daylight Song」の試聴は下記より。各種ストリーミングはこちら。
Wu-Lu「Learning To Swim On Empty」
Label: WARP
Release: 2024/05/17
Tracklist:
01.Young Swimmer
02.Daylight Song
03.Sinner
04.Mount Ash
05.Blunted Strings
06.Last Night With You
07.Crow's Nest