近頃、スタジオ・ミュージシャンや大物ミュージシャンのサイドプロジェクトのコラボレーターとして活躍していた音楽家がスポットライトを浴びるケースがある。サックス奏者、コリン・ステットソンもその事例に当てはまる。ミシガン大学を卒業後、彼はプロのスタジオ・ミュージシャンとして活躍した。その中には、Bon Iver,The National,Arcade Fireの作品への参加も含まれている。
コリン・ステットソンの『The love it took to leave you』は9月13日にエンヴィジョン・レコードから発売される。サックス奏者兼作曲家のソロ・レコーディングは実に2017年ぶりとなる。アルバムのタイトル曲は以下からご視聴下さい。霊的なシンセテクスチャーに合わせてステットソンは味わい深いサクスフォンの演奏を披露する。アヴァンジャズという切り口を通して。
「最新アルバムのタイトル曲"The love it took to leave you "はアルト・サックスで演奏される。自分自身と孤独、そして風雨に揺れ軋む背の高い老木へのラブレターです」とステットソンは声明で説明している。
『The love it took to leave you』は、2023年初頭の1週間、モントリオールのダーリング鋳物工場でレコーディングされた。ステットソンは次のようにコメントしている。「普段私がアンプリファイするのと同じライブ・セットアップ、つまり建物のスペースにフルPAを使ったので、私が動かせるような空気を本当に動かすことができた。そして、さらに肉付けしていった」
「その本質は私自身なんだ。私がやっていることは個人的なことでもある。私の身体と技術的な能力は進化し続けているから、次のレコードを作るたび、今しか演奏できないことがあるんだ」
「The love it took to leave you」
Colin Stetson 『The love it took to leave you』
Label :Envision Records
Release:09/13/2024
Tracklist:
1. The Love It Took To Leave You
2. The Six
3. The Augur
4. Hollowing
5. To Think We Knew From Fear
6. Malediction
7. Green And Grey And Fading Light
8. Strike Your Forge And Grin
9. Ember
10. So Say The Soaring Bullbats
11. Bloodrest