【New Release】Oceanator  新作アルバム「Everything Is Love and Death」を8月21日に発売  4作目のシングル「Drift Away」をリリース

Oceanatorが3rdアルバム『Everything Is Love and Death』を発表 8月21日にリリース



エリス・オクサミのバンドプロジェクト、Oceanator(オーシャネーター)が、8月23日にポリビニールからリリースされるサードアルバム『Everything Is Love and Death』を発表した。前作『Nothing Ever Fine』に続く作品となる。

 

ウィル・イップがプロデュース、エンジニア、ミックス、マスタリングを担当し、ドラム、パーカッション、キーパッドも担当した。アンドリュー・ホワイトハースト(ドラムス)、エリック・シャーマン(トランペット)、ピアノ・ビカム・ザ・ティースのデイヴィッド・ハイク(ティンパニ)、ミーガン・シービー(チェロ)、クイーン・オブ・ジーンズのメンバー、ミリ・デヴォラ&マシソン・グラス、ジョシュ・ヘルナンデスのヴォーカルが参加している。


最初のシングルは「Get Out」で、オーシャネーターはリフなハードロックの領域に飛び込んでいる。ミュージックビデオは以下からチェックできる。


Oceanator(オーシャネイター)は、7月にBad Cop/Bad Copのライヴのオープニングを(7月12日のコネチカット州のSpace Ballroomを含む)務めるほか、ジェフ・ローゼンシュトックのブルックリンでのレジデンシーのオープニングを飾る。



「Get Out」


 ・「First Time」「Be Here」



Oceanatorは、ダブルシングル「First Time」「Be Here」をPolyvinyleからリリースした。

 

1980年代の古典的なハードロックソングをベースに、シューゲイズ、ドリームポップのモダンなテイストを加えようとしている。オクサミの痛快なロックソングを聴くと、1980年代の産業ロックに何らかの可能性が残されていることを示唆している。

 

「First Time」は、アイルランドの英雄、Thin Lizzyに触発されたナンバーであるという。バイクショップやハンバーガーショップで流れていそうなストレートなハードロックソングだ。8ビートのシンプルなリズムにオクサミのギターとボーカルが乗り、ワイルドな空気感を生み出す。

 

同時にリリースされた「Be Here」は、やや曲の印象が異なり、ドリームポップ風のギターをベースにし、レトロな質感を持つシンセロックのエッセンスを加えている。この曲で、オーシャネイターは、ポリヴァイナルの持ち味である”エモ”のフレーバーを引き出すことに成功している。

 

Oceanatorを名乗るエリス・オクサミはプレスリリースで新曲について次のように語っている。

 

「”Firs time "と "Be Here "は、私にとって同じ世界に生きています。『FirstTime』と『Be Here』は、わたしにとって同じ世界に存在しています。『First Time』は私のシン・リジーの曲と呼んでいるもので、ハーモニーを奏でるギター・リフがある」

 

 

「First Time」- Best New Tracks




「”Be Here”は、もう少し浮遊感のあるシンセで、あまり顔に出ない曲。”First Time”ではウィル・イップがドラムを、弟のマイケルがベースを弾いてくれた。”Be Here”は全部わたしが弾いている! すべてのパートをレコーディングして、曲がひとつにまとまるのは楽しかった。サウンドは違えど、一緒にライブをしたかったし、ダブルシングルとしてリリースできることに興奮しています」 

 


「Be Here」

 

 

「Drift Away」


 

エリス・オクサミによるソロ・プロジェクト、Oceanatorがニューシングル「Drift Away」をリリースした。8月下旬に発売される『Everything Is Love and Death』の4作目のシングルとなる。

 

前作のシングルでは、Thin Lizzyへのリスペクトを示していたが、ニューシングルでは、トミー・アイオミのようなコアなギターリフが特徴となっている。それに加えてStone Temple Pilotを彷彿とさせる初期のグランジに触発された重力のあるギターの音作りが特徴である。フィードバックを活かしたハードロッキングなシングルで、硬派なイメージを徹底して押し出す。

 

1980年代や90年代、シンガーという側面では女性の活躍があったメタルやヘヴィーロックというジャンル。しかし、ギタリストとしては象徴的な存在が台頭することは非常に少なかった。そして、オーシャネーターの音楽は、ハードロックの失われた魅力を現在に復興する。

 

オーシャネーターは8月のブルックリンでの公演に続いて、9月から10月下旬にかけてアメリカ・ツアーを行う。 


 

「Drift Away」

 



Oceanator 『Everything Is Love and Death』




Label: Polyvinyl

Release: 2024/08/23


Tracklist

1. First Time

2. Lullaby

3. Cut String

4. Happy New Year

5. Get Out

6. Home for the Weekend

7. Be Here

8. All the Same

9. Drain the Well

10. Drift Away

11. Won’t Someone



Oceanator:


オセアネーターは、ニューヨーク・ブルックリンを拠点にするアメリカのマルチインストゥルメンタルミュージシャン、Elise Okusamiのバンドプロジェクトである。

 

このプロジェクトの中心人物であるエリーゼ・オクサミは、9歳の頃から独学でギターの習得をはじめ、その後、兄と友達と一緒にバンドを始めた。その後、ニューヨークで複数のバンドプロジェクトに参加しながら、ソロアーティストとして活路を見出していった。オセアネーターは、1990年代のグランジとパンクに強い影響を受けたサウンドに、最近の流行のシンセ・ポップの色合いを付け加えたバンドである。しかし、その音楽性は、掴みやすさがある一方で、往年のハードロックバンドのようなパワフルな重低音に裏打ちされた力強さの両局面を併せ持つ。オセアネータの音楽性については「アポカリック・サウンド」というようにも称されている。

 

オセアネーターは、2017年にデビュー・アルバム「Oceanator」を自主レーベルからリリースする。このアルバムの発表から時を経ずに、複数の音楽メディアに注目を浴びる。StereogumやSpinから賞賛を受け、「2020年の20の最も興味深いニューアーティスト」にも選出されている。

 

その後、 新たにアメリカ/シカゴのインディペンデントレーベル、ポリヴァイナル・レコードと契約を結び、2020年には二作目となるアルバム「Things I Never Said」をリリースしている。