Primavera Sound Festival スティーヴ・アルビニ・ステージを新たに開設 シェラックのリスニングパーティの開催も発表

 

数週間前、スティーブ・アルビニが61歳で死去し、このニュースは世界中の音楽ファンを驚かせた。シェラックはアルバム『To All Trains』の発売をその週の金曜日に控えており、再来週の週末には再びバルセロナのプリマベーラ・サウンド・フェスティバルに出演する予定だった。

 

スペインのプリマベーラの主催側はあらためてシカゴの伝説的なミュージシャンの急死に対し、敬意と哀悼の念を表すため、ステージのひとつにアルビニの名前を冠することを発表した。スティーヴ・アルビニと銘打たれたステージには何組かのアーティストの出演が決定している。


実は、約20年間、スティーヴ・アルビニによるバンド、シェラック(Shellac)はプリマベーラ・サウンドの常連だった。シェラックが初めてバルセロナのフェスティバルに出演したのは2006年のことだった。翌年は出演しなかったものの、2008年以来、シェラックはプリマヴェーラのイベントに毎年のように出演している。昨年、シェラックは、バルセロナ、ポルト、マドリードのプリマヴェーラ・フェスに出演した。それは、バンドが最後に行ったライヴのひとつだった。


今年以降、シェラックが出演する予定だったステージ(プレニチュード・ステージの向かい側)は、スティーブ・アルビニ・ステージとして知られることになる。シェラックは、スペインのパンク・バンド、ヴィウダに続くタイムテーブルで、ステージに出演する予定だった。

 

現在、プリマヴェーラは、代理の出演バンドをブッキングしている最中である。代わりに、アルビニのファンのためにリスニング・パーティー「To All Trains」を開催する予定だ。フェスティバルの開催期間中、Duster、Scowl、Gel、Hannah Diamond、Brutusといったアーティストがアルビニのステージに出演する。フェスティバルのタイムテーブルはこちらにアップされている。