トロントのハードコアバンド、Fucked Up 新作アルバム『Another Day』を発表  8月9日にリリース

 

Fucked Up

カナダ/トロントのダミアン・アブラハム率いるハードコアパンクバンド、Fucked Upが新作アルバム『Another』を発表した。1日で録音された『One Day』に続くアルバムは8月9日に自主レーベルからリリースされる。先行シングル「Stimming」がリリースされた。下記よりご視聴ください。


トロントのFucked Upは、Jade Tree、Matador、Mergeというように、アメリカの象徴的なレーベルを渡り歩いてきた。この四人組は、25年以上にわたって、多くの素晴らしいアイデアと、それを貫き通す粘り強さという、ありそうでなかった組み合わせにより、私たちパンクファンの時の流れを変えてきた。


今回のアルバムではダミアン・アブラハムが作詞作曲とボーカル、マイク・ハリチュックが作詞作曲とボーカルとギター、ジョナ・ファルコがドラムとギターとボーカル、サンディ・ミランダがベースとボーカル、そして、およそ10年ぶりにジョシュ・ザッカーがスタジオでギターを弾くようになった(彼も時々歌うという)。レコードのプロデュースはハリチャックが手がけている。


『Another Day』はカナダの大草原の春のように、儚くも賑やかな作品で、ファックト・アップのアルバムの中で最も短く、バンドの前作から最も時を経ずリリースされる。『One Day』は2023年の冬に発表された。各メンバーがそれぞれのパートを別々に、かなり寒い1日にレコーディングした。手の込んだ濃密な作風で知られるバンドが、(過度な?)熟考を重ね、その代わりに手放し、割り当てられた時間を最大限に活用し、それに抗うことを信じた、力強いドキュメント。


『One Day』に氷のような不慣れさの痕跡があったとしても、2023年春にレコーディングされた『Another Day』は、陽気で活気に満ちた楽観的な作品に仕上がっている。トラックリストを見比べて、何が歌われているかに耳を傾ければ、この2枚のアルバムが連作に位置付けられ、歌詞の順序とテーマ的な意味で、意図的に文脈的かつラディカルに繋がっていることに気づくだろう。

 


「Stimming」



Fucked Up 『Another Day』


Label: Fucked Up Records

Release: 2024/08/09


Tracklist:

 

FACE

STIMMING

TELL YOURSELF YOU WILL

ANOTHER DAY

PATERNAL INSTINCT

DIVINING GODS

THE ONE TO BREAK IT

MORE

FOLLOW FINE FEELING

THE HOUSE LIGHTS