LAのシンガーソングライター、Jensen MacRae(ジェンセン・マクレー)がDead Oceansと契約を結ぶ  ニューシングル「Massachusetts」をリリース

 


 

LAを拠点に活動するソングライター兼ミュージシャンのJensen MacRae(ジェンセン・マクレー)が新曲「Massachusetts」を発表し、Dead Oceans(ミツキ、フィービー・ブリジャース、クルアンビン)との契約を発表した。8月7日にロンドンのセント・パンクラス・オールド・チャーチで行われるUKライブも発表された。チケットは6月14日(金)に発売される。

 

「私は主人公症候群ではなく、語り手症候群なのです」とジェンセン・マクレー。彼女の曲作りは、タイトルやコンセプトを抄出するかのようで、耳に残った言葉やフレーズの、ほんの些細な断片から始まる場合が多い。会話的であり、”彼女の周りの人々や場所から閃く”というインタラクティブなもの。それは、多作で寛大、更に失敗を恐れぬマクレーの作品にも表れている。

 

同レーベルからの最初のリリースとなる「マサチューセッツ」は、マクレーのファンからの支えによって完成されたネットミーム的な作品で、不足の感覚とインターネットを通じての想像の余地から生み出されたものである。この曲は、彼女がリアルタイムでシェアしてきた多くのソーシャル・ポストの短い投稿からインスピレーションを得ており、それらは、ファンによって数々のカヴァー、解釈、デュエット、タイトルさえも生み出した。やがて完成ヴァージョンを想像するファンの大群によって、#videogames、#christianbaleとして知られるに至った。上記のエピソードはジェンセン・マクレーのインフルエンサーとしての適正を象徴づけている。



「マサチューセッツ」で目に飛び込んでくるのは、失恋後に訪れる憧憬や余韻のような、柔らかくも疲れたような感覚。癒しの軽さ、一緒にいて良かったことを思い出す自由...。それらの感覚が多数のファンの心に共鳴をもたらしたことは想像に難くない。リリースに先駆け、ノア・カハンをサポートするツアー中のアリーナで、ファンはこの曲をマクレーに歌い返していたという。

 

ジェンセン・マクレーは当初、この曲を煮詰めることをためらっていたというが、最終的に完成させることを決断した。彼女は、その時の緊張感をはっきりと認めている。「私は完璧主義者ではないのです」とマクレーは言う。マクレーは最終的に、プロデューサーのブラッド・クック(ワクサハッチー、ハーレイ・フォー・ザ・リフ・ラフ、ボン・アイヴァー)とスタジオ・バージョンをレコーディングする前に、ツアーのかたわら「マサチューセッツ」を完成させた。

 

 

「Massachusetts」