Mustafa(ムスタファ)、 「Gaza is Calling」を発表  収益をパレスチナ児童救済基金に寄付

 



Mustafa(ムスタファ)はニューシングル「Gaza is Calling (ガザは呼ぶ)」をjagujaguwarから発表し、その収益をパレスチナ児童救済基金に充てると発表した。

 

この曲は 2020年に書かれ、ムスタファの幼少期の友人関係が、世界中の労働者階級のコミュニティに対する暴力や、パレスチナ人特有の苦境に影響を受けたというストーリー。自分の幸福を追求するのはもちろんであるが、他者の幸福についてもシンガーは念頭に置かざるを得ない。友人の苦難はムスタファにとっての苦難を意味している。


「『Gaza is Calling』は、私が初めて経験した友情における失恋について歌っています。11歳のとき、ガザから来た少年と出会いました。私たちは切っても切れない関係だった。彼はトロントの住宅街で私と一緒に育った。そして、この愛さえも、我々が直面した暴力には勝てなかった。新しい家での暴力、ガザから冷たい風のように彼を追いかけてきた暴力......」とムスタファ。


「結局、涙を流さずに会うことができなかったのは、我々の間に起こった流血沙汰のせいでした。ストリングスのサンプルは、私達が共有しているアラブの郷愁を、私が歌うオートチューニングのアラビア語は、小さなフードの中で文化帝国の少年である私たちが到達しようとしたバランスについて、そしてウードは私たちの祖国のスーダンとパレスチナの楽器を意味しています」


Gaza is Callingのビデオは、パレスチナ人モデルのベラ・ハディッドと10代のガザン・ラッパーのMCアブドゥルを起用し、2021年ムスタファとハディッドによって構想された。ビデオの大半は2023年4月に撮影されたが、ジェニンの現地で撮影された直近の映像も使用されているという。


ムスタファはビデオについて付け加えた。「私は、どんな土地に逃げようとも、出会うことを免れない悲しみの物語を書いています。ビデオでは、ガザのベラ・ハディッドとマク・アブドゥルが、各々の苦悩を乗り越えて旅をする姿を克明に追っている。イスラー・アフメッドと弟の物語も並行して描かれる。イスラーと弟は、パレスチナの難民キャンプで危険に身を投じ、更にベラとアブドゥルは、西側世界の記憶の数々と罪悪感に身を投じた。ヒアム・アッバス監督作品。イスラアと彼女の弟は現在もパレスチナのジェニンにあるこのキャンプにいる」

 


「Gaza is Calling」