TORRES、Fruit Batsがコラボレーション  『A Decoration』 が8月9日に発売

TORRES/Fruits Bats

 
ニューヨークのシンガーソングライター、TORRES(別名マッケンジー・スコット)とFruit Bats(別名エリック・D・ジョンソン)は、Merge Recordsの共同設立者、Superchuinkのオリジナルメンバーとしても知られるMac McCaughan(マック・マコーン)の提案によって始まった。
 
 
 
マッケンジー・スコットは、元々はギタリストとして活動していたが、2024年始めに発売された『What an enormous room』で華麗なる転身を果たし、次世代のソロシンガーとしての存在感を示し、マギー・ロジャースに続くニューヨークのポップシーンの新星として名乗りを挙げる。最新アルバムでは、ドラスティックな音楽的な転換を図り、エクスペリメンタルポップに舵を取った。
 
 
その過程で「Artifical Limits」、「Jerk Into Joy」を始めとする良曲が生み出された。従来になくスコットのボーカルの存在感が前面に出ているが、トラック全体には歪んだギター等が登場する。いわば当初のギタリストとしての経験を活かし、次のステップに歩みを進めようとしている。
 
 
 
TORRESは、新しいコラボレーションEP『A Decoration』のリリースを発表した。そのファーストシングル「Married for Love」をシェアした。スコットとジョンソンは初対面で、初めてのコラボレーションとなる。
 
 
スコットはプレスリリースでニューシングルについてこう語っている。「今回リリースするレコーディングはシンセサイザーが中心となっているが、デモはもっとダークで、アコースティックな楽器は入っていなかった。それを(ジョンソンに)送ったら、彼はそれをクエーカーの聖歌のように変えてくれた。彼はそれをよりソフトにし、美しいハーモニーを加えてくれた」
 

ジョンソンは彼らのコラボレーションについて語る。 「レコーディングの全過程は、それぞれの海岸で完全に遠隔操作で行われ、まるでエーテルの中で大陸横断のジグソーパズルを組み立てるようだった。マッケンジーと私は、すべてのアイデアとサウンドがフェアなゲームであるような気楽な方法でこの作品に取り組んだ。私たちは、それぞれいくつかのスケッチを最初のアイデアの山に持ち込み、お互いの曲のリミックスをするような形でそれらを扱った。間違った答えはなかった。行きつ戻りつは、音楽が最初とはまったく違う場所になるまで続いたんだ」
 
 
ファンコミュニティでは自身のスポークンワードを音声ファイルとして公開しているマッケンジー・スコットの言葉に濁りはない。 「音楽は本当に独自の言語なんだ」と話すのも道理なのだ。


 
 
 
 
TORRES、Fruit Batsの新作EP『A Decoration』は8月9日にMergeからリリースされる。


 
 
TORRES、Fruit Bats 『A Decoration EP』
 


Label: Merge
Release: 2024年8月9日
 
Tracklist:

1. A Decoration
2. Still Want More
3. The Fox
4. Married for Love
5. In the Old Style
6. Pink Triangle