AirPods、iPhone X、第一世代のHomePodスピーカーがAppleのビンテージ製品入り


アップル社の主要なオーディオ製品、AirPodsは、8年前の発売以来ワイヤレスイヤホンの代名詞となったが、同社は、今回、オリジナルモデル(第一世代)を「ビンテージおよび旧式製品」リストに追加した。


2016年9月に発表され、数カ月後の12月に発売されたAirPodsは、長いステムデザインで類似製品と視覚的に差別化されていたが、独自のW1チップを特徴としていた。アップルのエコシステム製品間で瞬時にペアリングできる技術は、Bluetoothデバイスのペアリングの不満を解消するのに役立った。


アップルは2019年にノイズキャンセリング機能を追加した。ステムの長さを短くしたAirPods Proモデルを発表し、カスタマイズしやすいフィット感を生み出すことによって、AirPodsのデザインに手を加えてきた。


それでは、アップルの目から見て、何が製品を「ビンテージ」にするのだろうか。同社のサポートサイトによると、"アップルが5年以上7年未満前に販売を停止した製品はビンテージとみなされる"という。それ以降は "ヴィンテージ"のカテゴリーに入る。


今回、ヴィンテージのカテゴリーに新たに加わる他の製品には、2017年発売のiPhone Xや、発売からわずか6年しか経っていない第1世代のHomePodスピーカーなどがある。


Apple製品は、販売店への供給が停止してから5年が経過すると、ビンテージ扱いとなり、それよりさらに2年が経過すると、オブソリート扱いとなる。仕組みが煩瑣となるが、ビンテージはApple社に製品の在庫が残っている場合は正規の修理が可能である。一方、オブソリートに関しては、正規の修理の受付自体が完全に終了している。ビンテージ製品の修理が可能かどうかは、Apple製品サービス店舗に持ち込み、申し込みデータをAppleに送信したのち、部品が店舗に届くことで修理可能か判明する。ご使用の製品がビンテージかどうかはApple公式のサポートページで調べられる。