トロントのバンド、Fucked Upが、近日リリース予定のアルバム『Another Day』からの3枚目にして最後の先行シングルとして、「Divining Gods」を公開した。パワフルなパンクチューンだ。
「このDivining Godsは、誰かを見上げたいという人間の欲求に疑問を投げかけているんだ」ヴォーカルのダミアン・アブラハムはコメントしている。
『Anoter Day』の全曲が『One Day』の対になる曲と何らかの関係を持っているように、"Diving Gods "は "Nothing's Immortal "で始まった会話の続きなんだ。最初の曲が偶像を信じることの喪失を扱ったのに対して、''Diving Gods''はそもそも偶像を作る必要性について問いかけている」
「私たちの社会で宗教があまり重要でなくなるにつれ、この精神的な空白は狂信的で疑うことを知らない偶像崇拝で埋められるようになった。これは文化的なスーパースターの壮大なレベルに限ったことではなく、パンクの世界でも、音楽的なヒーローを超人的なレベルにまで高める傾向がある。しかし、人間が他人を台座に乗せても、うまくいくことはめったにない」と彼は続ける。
「私たちが人々を失望させるように、人々も私たちを失望させようとしている。期待に応えられないのが人間なのだ。神を信じない崇拝者たちはどうなるのだろうか? 新しい神々が見つかり、その神々のために新しい教会が建てられる。空虚は絶えず空っぽになり、満たされる。物事には自然の循環性があるように思えるんだ」