Jade Hairpins、 「Let It Be Me」、「My Feet On Your Ground」でニューウェイブの魅力を再発見  『Get Me the Good Stuff』に収録

 

Jade Hairpins

Jade Hairpins(ジェイド・ヘアピンズ)は、Fucked Upのマイク・ハリーチクとジョナ・ファルコを中心に結成された。Merge Recordsの新しい代名詞ともなりそうなバンドだ。これまでバンドは7inchのリリースを中心に、かなりマニアックなリリースをベースメントの領域で行ってきた。

 

ジェイド・ヘアピンズが今はなきジェイド・ツリーにちなんでいたとしても不思議ではない。ハリーチクの代名詞であるハードコアパンクではなく、70年代後半のニューウェイブの影響下にある個性的な音楽を提供する。少なくとも、彼らの音楽はとてもユニークで、スパイスが効いている。

 

Jade Hairpinsは2曲のシングルを同時にミュージックビデオとセットで公開した。この新曲は、以前リリースされたリード・シングル「Drifting Superstition」に続く作品。

 

「Let It Be Me」は、70年代後半のニューウェイブの影響下にあるシンセサウンドをもとにしたユニークなパンクソング。「My Feet On Your Ground」は、ニューウェイブという枠組みにとらわれることなく、ダンサンブルなディスコを元にして、それらをソフィスティポップやAORのサウンドに近づけている。ジャグリーな響きは、ミュージックビデオのスローモーションで強化されている。両シングルとも、バンドの多角的なサウンドの魅力に触れることができる。ひとえにパンクと言っても、こんなやり方もあったのかと未知の発見もあるかもしれない。


「Let It Be Me」について、ジョナ・ファルコは、プレスリリースを通して次のように語っている。「この曲は、"見えない友人 "を描写するつもりで、完全な不条理を念頭に置いて書かれた」


Jade Hairpinsは、2ndアルバム『Get Me the Good Stuff』をMergeから9月13日にリリースする。アルバム発売前に、ジェイド・ヘアピンズはイギリスとヨーロッパで短期ツアーを行う予定で、追って追加日程が発表される。



「Let It Be Me」

 

 

 「My Feet On Your Ground」