Kate Bollinger |
まだ見ぬ世界に向けて歩き始めることほど、ワクワクすることはない。ナビゲーションのある旅はどこかしら魅力に欠ける。目的地がわからないほど、結構楽しい旅程になるのだ。
バージニア州の新進気鋭のシンガーソングライター、Kate Bollinger(ケイト・ボリンジャー)は、デビュー・アルバムのリリースを来月下旬に控えている。バロック・ポップ/チェンバーポップをベースに、ニューヨークの名シンガー、Murgo Garianのように懐古的なポップスを提供する。実際的にこういったノスタルジックなポップスは、一定数の人気を誇ることがある。このデビューアルバムで、ケイト・ボリンジャーはそのことを対外的に証明してみせるだろう。
ケイト・ボリンジャーはアルバムのオープニングを飾る「What's This About (La La La La)」を公開した。この曲は、『Songs From a Thousand Frames of Mind』の三作目のシングル。
”イエイエ”の愛称で知られるフレンチポップの魅力を体現させ、それらをマルゴ・ガリアンのファンシーな音楽性と結びつける。ボリンジャーの曲にはビートルズ、カーペンターズといったクラシックなポップスのファンにも共鳴するものがあるに違いない。そして、カヒミ・カリイなど渋谷系のアーティストの音楽性にも近いテイストがある。
新曲「What's This About (La La La La)」について、ボリンジャーはプレスリリースでこのように語っている。
「この曲は、私の頭の中に完全に出来上がって届いた曲のひとつで、まるで他の誰かから届けられたようなものだった。モントリオールの『チェリー・ピール』とアップルズ・イン・ステレオの『トーン・ソウル・エヴォリューション』への頌歌のようなもの」
Kate Bollinger(ケイト・ボリンジャー)のデビューアルバム『Songs From a Thousand Frames of Mind』は、ゴーストリー・インターナショナルから9月27日にリリースされる。
「What's This About (La La La La)」