Matilda Mann(マチルダ・マン)は、ロンドンの気鋭のインディーフォークシンガーとして同地のシーンに名乗りをあげた。これまでは心に染みるような哀感のあるフォークミュージックを制作してきた。マチルダ・マンは、自身の恋愛にまつわる感情をもとにセンチメンタルなポップミュージックでリスナーを魅了してきた。誰にでも起こりうる内的な感覚をギターに乗せて歌う。
シンガーソングライターというのは、人間的な成長とともにその音楽性も変化していかざるを得ない。ソングライティングは、ある人物のポートレイトを意味する。充実したときやそうでない時も、明るい時も暗い時も、鮮やかに歌い上げるのが優れたシンガーでもあるのかもしれない。
今週、発売された2曲のニューシングルのうち一曲は、これまでのマンの作風とはやや異なる。「Meet Cute」はシンガーソングライターのネオソウルに対する傾倒が伺える。そして「Tell Me That I'm Wrong」では、従来のセンチメンタルで繊細なインディーフォークを披露している。
「Meet Cute」についてマチルダ・マンはこう語っている。 「この曲は、好きな人に何度も何度も会いたいという気持ちを歌っているんだ」
「Meet Cute」
この曲には、ベン・ハリス監督によるミュージックビデオが付属している。「初めて誰かに会うというのは、アドレナリンが出まくるものなんだ」
「何が起こるかわからない可能性が、頭の中を狂ったように駆け巡る。何度も何度も会いたいと願う。だから、私たちは何度も会えるビデオを作りました!パーティー、駅、そして古典的な映画の "ミート・キュート "のスタイルで彼らに会う」
同時に配信されたもうひとつのニューシングル「Tell Me That I'm Wrong 」について、彼女は付け加えた。
「誰かを好きになる最良の方法は、ゆっくり落ち着いていくことだと思う。予期せぬことだけど、とても正しいと感じるとき。時間をかけて、言葉をかけて、やがてすべてがうまくいく。あなたはただそれを始めさせなければならないの」
「Tell Me That I'm Wrong 」