イベントシリーズ『MODE』 恵比寿リキッドルームにて『MODE AT LIQUIDROOM』を開催 goat(JP)、Still House Plants(UK)が出演

ーー実験音楽、オーディオビジュアル、パフォーミングアーツを紹介するイベントシリーズ『MODE』 


東京恵比寿リキッドルームにて『MODE AT LIQUIDROOM』を9月21日に開催ーー




イギリス・ロンドンを拠点とする音楽レーベル兼イベントプロダクションの「33-33」と、日本を拠点に実験的なアートや音楽プロジェクトを展開するキュレトリアル・コレクティブ「BLISS」が手掛ける実験音楽、オーディオビジュアル、パフォーミングアーツを紹介するイベントシリーズ『MODE』が2024年9月21日に、本年開業30周年を迎える東京・恵比寿のライブハウスLIQUIDROOM(リキッドルーム)にて『MODE AT LIQUIDROOM』を開催します。


プログラムには、大阪を拠点とする音楽家・YPYこと日野浩志郎を中心とした5人編成のリズムアンサンブル、goatが出演します。goatは楽器の音階を極力無視し、発音時に生じるノイズやミュート音から楽曲を制作します。


昨年、結成10周年を迎え、ヨーロッパ各国のフェスティバル、リスナーからも強い支持を得ているほか、2021年にはスイスのコンテンポラリーダンサー・振付師のCindy Van Ackerによる作品「Without References」への楽曲提供なども行い、国外でも幅広く活動しています。

 

本年2024年には、オランダのデン・ハーグにて開催されたRewire 2024や、フランスのナントで開催されたFestival Variationsに出演し、ドゥームメタル/ドローン・バンドのSUN O)))との共演も話題となりました。

 

さらに、初来日公演となるイギリス・グラスゴー出身のトリオStill House Plantsも本プログラムに出演します。Still House Plantsはボーカル、ギター、ドラムのシンプルな編成からなるバンドです。


ロックバンドと評されることも少なくない彼らですが、サンプリング、スロウコア、R&Bといった様々な音楽的要素を作品に取り入れ、実験的かつオリジナルなサウンドスケープを創り出すことで世界的に注目を集めています。2024年12月にリリースされた最新作「If I Don't Make It, I Love You」は、アメリカの音楽メディアPitchforkや、イギリスのThe Guardianといった主要メディアからも高い評価を得ています。


高度な演奏技法を駆使し、難解なリズムを重ね合わせ、緊張感のある音空間を創り出すgoat。捉えどころのないメロディとリズム、彷徨いながら赴くままにサウンドを展開するStill House Plants。開業30周年を迎えるLIQUIDROOMにて、アンサンブル/バンドといった合奏形態でありながら、全く異なる音楽を創り出す両組によるパフォーマンスをぜひお楽しみください。


*追加プログラムなどの情報はMODEインスタグラムアカウント、MODE公式ウェブサイトなどにて発表を予定しております。イベント詳細は下記よりご確認ください。



【プログラム詳細】

MODE AT LIQUIDROOM

公演日時:2024年9月21日(土)17:30開場/18:30開演

チケット料金:前売5,500円[スタンディング]※ZAIKOにて販売中

出演者:goat(ゴート/JP)、Still House Plants(スティル・ハウス・プランツ/UK)

会場:LIQUIDROOM 〒150-0011 東京都渋谷区東3-16-6

 


【出演アーティスト】

 

goat(ゴート/JP)




2013年に日野浩志郎を中心に結成したグループ。元はギター、サックス、ベース、ドラムの4人編成であるが、現在は楽曲によって楽器を持ち替えていく5人編成で活動している。

 

極力楽器の持つ音階を無視し、発音させる際に生じるノイズ、ミュート音などから楽曲を制作。執拗な反復から生まれるトランスと疲労、12音階を外したハーモニクス音からなるメロディのようなものは都会(クラブ)的であると同時に民族的。2023年には3rd albumとなる「Joy in Fear」をNAKIDから発表。




Still House Plants(スティル・ハウス・プランツ/UK)



Still House Plantsは、Jess Hickie-Kallenbach、Finlay Clark、David Kennedyからなるバンド。ボーカル、ギター、ドラムというシンプルな編成ながら、絶えずスタイルを変え、焦点を移し、反復を用いてオリジナルな音楽を作り上げている。

最新作「If I Don't Make It, I Love You」は彼らの3作目となるアルバムであり、これまでのサウンドの集大成となっている。2作目の「Fast Edit」が素早い展開とジャンプカットを特徴としていたのに対し、最新アルバムでは各曲に対するバンドの継続的な取り組みが反映され、音楽に一貫性が生まれ、温かみが増し、多くのリスナーに高く評価されている。


About 33-33:

33-33(サーティースリー・サーティースリー)はロンドン拠点の音楽レーベル兼コンサートプロダクション。世界中のユニークなスペースで実験的な音楽とアートのイベントを開催している。年間を通してのイベントプログラム制作や、33-33レーベルからのレコードリリース、また、アーティストと協業し特別なプロジェクトを立ち上げている。

 

33-33は、2014年からロンドン東部の教会で行われているコンサートの代表的なプログラムである「St John Sessions」というイベントシリーズから発展した組織であり、ガーナ、東京、ベイルート、カイロなどでイベントを開催してきた。



About BLISS:

BLISS(ブリス)は、2019年に日本を拠点として設立されたキュレーター・コレクティブです。アートと音楽の分野において、実験的な展覧会、イベントなど行っています。抽象性が高く、実験的な表現を社会に発表、共有し続けることが可能な環境をつくることを目的としています。


Works of BLISS:

Kelsey Lu at Enoura Observatory

INTERDIFFUSION A tribute to Yoshi Wada


【開催団体】

主催:

MODE


協力:

EDSTRÖM OFFICE

YAR


助成:

公益財団法人東京都歴史文化財団

アーツカウンシル東京【芸術文化魅力創出助成】