米国のシンガーソングライター、M. Ward(M.ウォード)が新しいベスト・アルバム『For Beginners: The Best of M. Ward』を発表した。『For Beginners』は、ディスコグラフィから抜粋された14曲で構成され、新曲「Cry」が追加収録される。Mergeから9月13日にリリースされる。
新たにレコーディングされた 「Cry」を含め、Merge Recordsのディスコグラフィーの中から14曲を集めた『For Beginners』は、入門書であると同時に、お気に入りの曲を新たな命を吹き込む形で並べたミックステープでもある。
2006年の『Post-War』に収録された「Chinese Translation」と「Poison Cup」に始まり、『For Beginners』ではスタジオでの録音の腕を上げたウォードに迫る。2003年の『Transfiguration of Vincent』に収録されたボウイの「Let's Dance」の特異なカヴァーから、2009年の『Hold Time』に収録された陽気な「Never Had Nobody Like You」へと展開する。
時系列的なアレンジが示唆する整然とした進化のラインよりも、『For Beginners』をひとつにまとめているのは、ウォードの完璧な演奏である。彼のサウンドは、ローファイなホーム・レコーディングからエレクトリックなものへとその意義を拡大させようとしている、 ラジオで聴けるようなストンプまでを網羅している。M.Wardの魅力を知るのに最適な一枚となるだろう。
昨年、M.ウォードは、ソロアルバム『supernatural thing』を発表したほか、ドクター・ドッグのセルフタイトル・アルバムに収録されたシングル「Love Struck」でフィーチャーされている。コナー・オバースト、ジム・ジェイムズ、マイク・モギス、そして、今回のウィル・ジョンソンも参加するスーパーグループ、モンスター・オブ・フォークは、最近、ボーナストラック入りのセルフタイトル・アルバムの15周年記念リイシューを発表した。
M. Ward 『For Beginners: The Best of M. Ward』
Label: Merge
Release: 2024年9月13日
Tracklist:
1. Chinese Translation
2. Poison Cup
3. Let’s Dance
4. Never Had Nobody Like You
5. Lullaby + Exile
6. Duet for Guitars #3
7. Vincent O’Brien
8. For Beginners
9. Magic Trick
10. Outta My Head
11. Undertaker
12. Rollercoaster
13. Hold Time
14. Cry