Porridge Radio 新作アルバム『Clouds in the Sky They Will Always Be There for Me』を発表  10月18日に発売

 

©Steve Gullick


Porridge Radio(ポリッジ・レディオ)はブライトンの次世代のインディーロックシーンを象徴付ける存在と言っても過言ではない。この海辺の都市から毎年のように魅力的なバンドが出てくるのは事実だが、いよいよ国内にとどまらず、海外にも彼等の名を轟かせる時期が近づいている。

 

ポリッジ・レディオは、フロントウーマンのダナ・マーゴリン(vo,g)を中心として、2015年にブライトンで結成された。


2016年に『Rice, Pasta And Other Fillers』でデビューを果たした後、2020年の2ndアルバム『Every Bad』がPitchforkのベスト・ニュー・アルバムに選出されるなど多くのメディアで高い支持を得て、マーキュリー賞にもノミネートされた。2022年5月に3rdアルバム『Waterslide, Diving Board, Ladder to the Sky』をリリースしている。

 

ニューアルバム『Clouds in the Sky They Will Always Be There for Me』は彼らのキャリアを決定付ける作品となるだろうか?  


どうやらこの作品は、様々な外的な環境に翻弄されることなく、普遍的な自信を持つことについてのテーマが含まれている。

 

「『Sick Of The Blues』は、傷つき、心に穴が空いたとしても、他の誰かではなく、自分自身が幸せの源泉であることを思い出すこと。十分に混乱させられた後、コントロールを取り戻したくなる。私はただそれを手放したいと思い、それに蝕まれるのを止めたかった。シンプルで、楽しんで、起こりうるすべての良いことを思い出したかった。何も深刻に考えず、完全に愛すること...。友人たちと楽しみ、トンネル・ビジョンを取り除き、自分の人生に再び恋をしてみたい」


ニューアルバムはドム・モンクスがプロデュースし、2024年の初めにイギリスのフロムでレコーディングされた。「ドム(・モンクス)は、その感覚を伝える方法を知っていた」とマーゴリンは語った。


「そして、ドム(・モンクス)はその感覚を伝える方法を知っていた。バンドとしての私たちのフレンドシップと、一緒に演奏することを学んだ方法についての何かを的確に捉えている。多くのことを教えてくれたわ。自分の直感にとことん従うこと、友人とその忠誠心を信じること、人ときちんと喧嘩して、それでも一緒に戻ってこられる自分を信じきること。なぜなら、レコードを作ることが私の人生であり、仕事が私の遊びであり、仕事こそが私の人生だからだ」

 

 

『Waterslide, Diving Board, Ladder to the Sky』はSecretly Canadianから10月18日にリリースされる。

 

 

「Sick Of The Blues」

 

 

 

©Steve Gullick

ポリッジ・レディオがニュー・シングル「A Hole in the Ground」をリリースした。この曲は、近日発売予定のアルバム『Clouds in the Sky They Will Always Be There for Me』からのもの。リード・シングル「Sick of the Blues」と同じく、この曲のビデオは、バンドが最近パリのポンピドゥー・センターで行った公演でライブ撮影された。以下からチェックしてほしい。

バンドリーダーのダナ・マーゴリンは声明の中で、「これは、わからないこと、お化け屋敷のおとぎ話や恐ろしい悪夢の中に閉じ込められ、逃げ回り、恐ろしい未来を予測し、それが現実となり、自己実現してしまうことを歌った曲です」と説明している。「優しい子守唄であると同時に、悲劇的な結末を迎える民話でもある。これは、まだ知らないことを知ることについての歌だ。当てずっぽうで未来を見ること、当たっていること......」

 
ポリッジ・レディオの『Clouds in the Sky They Will Always Be There for Me』はシークレットリー・カナディアンから10月18日にリリースされる。
 


「A Hole in the Ground」

 

 

©︎Steve Gullick


ブライトンのオルトロックバンド、Porridge Radioが今週金曜日にリリースされるニューアルバム『Clouds in the Sky They Will Always Be There for Me』のラストプレビュー「God of Everything Else」をリリースしました。アルバムの発売日を前にチェックしてみて下さい。


フロントウーマンのダナ・マーゴリンは声明の中で、「God of Everything Else」について次のように語る。


「その力を取り戻すために自分に嘘をついた。あなたは私にこんなことをしたけど、私は他のすべての神よ。この曲は、常に解離し、常に痛みに苛まれ、どこにも居場所がなく何時間も街をさまよい、決して立ち止まることなく虚無と向き合い、常にそこから逃げ続け、決して癒されることなく、他人の中に自分を見出そうとし、次の一歩をどこに踏み出すべきか手がかりがないことについて歌ったものなんだ。

 

「これは、女性らしさについての歌でもある。どうしたら女性になれるのかと悩み、それを難なくこなしている人を見て、もし彼女のようになれたら楽だろうかと考える。もちろん、そんなことはないんだけれど」


「God of Everything Else」

Porridge Radio 『Waterslide, Diving Board, Ladder to the Sky』


Label: Secretly Canadian

Release:2024年10月18日


*収録曲は未公開