【New Release】 The B-52'sのボーカリスト、Kate Piersonのソロアルバム『Radio and Rainbows』がSVRから発売

 


時代を超越するたった一つの名曲を書いたことで、その後の運命が変わることもある。The B-52'sは、ニューウェイブシーンのバンドとして出発したが、米国の人気テレビアニメ『The Flintstones(原始家族 フリントストーン)』の主題歌「(Meet) The Flintstone」を歌ったことで、音楽シーンを越えて大人気を博した。ジョージア州アセンズのバンドの魅力は口ずさめる音楽、シアトリカルな要素にある。この曲は、USポピュラーの不朽のマスターピースでもある。

 

The B-52’sのボーカリスト、ケイト・ピアソン(Kate Pierson)がソロシンガーとして復活する。ソロ・アルバム『Radio and Rainbows』を9月20日にSVRからリリースする。バンドを飛びだして、ソロシンガーとしての道を歩むことはどんな意味があるのか。答えは新作アルバムで示される。

 

アルバムのリリースに先駆けて「Evil Love」が発表された。1980年代のミラーボール・ディスコ風のポップスだが、決して形骸化した印象はなく、むしろフレッシュな感覚すら漂うのが凄い。


ピアソンは新曲のコンセプトについてこう語っている。「時には邪悪な愛だけが必要な愛になる。執拗な独占欲と正義の復讐の、それほど真実味がない物語......。素晴らしいブルー・マッコーリーと一緒に、許しについての曲というアイデアで書き始めたんだけど、私たちの創造力がぶつかり合った結果、メイン州の海岸を舞台にしたノワール・スリラーのような曲に変わった。とてつもないストームだから、"Evil Love "のために帽子をかぶって待っていてほしい!!」


このレコードについて、ピアソンは語った。 「アンセム、ダンス、ディスコ・ソング......全体的に明るい雰囲気のアルバムになっている。楽しいアルバムにしたかった」


B-52'sに関連したソロ活動についてピアソンは語った。 「B-52'sがずっとツアーをやっていて、たくさんの仕事をこなしていたとき、家族のようだった。私にとって、B-52'sの外で自分ひとりで何かやっていたら、裏切りを意味していた。でも、それは自分の心が作り出した牢獄に過ぎなかった」


90年代後半のバンドの活動休止中、彼女はソロアルバムのために十分な曲を書き、レコーディングしていた。長らくお蔵入りだった理由は、「しかし、マネージャーがそれを止めた」という。

 

 

 「Evil Love」

 


Kate Pierson  『Radios and Rainbows』

Label: SVR

Release: 2024年9月20日


Tracklist:


Side One:
1 Evil Love
2 Take Me Back to the Party
3 Every Day is Halloween
4 The Beauty of it All
5 Pillow Queen
6 Wings
Side Two:
7 Radios and Rainbows
8 Higher Place
9 Dream On
10 Always Till Now
11 Living in a Monet
12 Give Your Heart to Science