Alex Henry Fosterがニューシングル「Sorrowful Bouquet」をリリース  MVは鳥取砂丘にて撮影  『A Measure Of Shape And Sounds』が9月20日に発売


Alex Henry Foster

 

今年4月にカナダ在住の日本人アーティストMomokaとアルバム『Kimiyo』を発表したAlex
Henry Foster(アレックス・ヘンリー・フォスター)が、今年9月20日に新作『A Measure Of Shape And Sounds』をリリースする。

 

昨年の心臓手術から、1年間の療養期間を経て、思うように活動できなかった期間を取り戻すかのように精力的に創作活動を続けているAlex Henry Foster。今回の作品は、普段のポストロックやプログレッシブロックのサウンドではなく、また、コラボ作品であり、アメリカ&カナダのビルボードのカテゴリーで最高2位を記録した『Kimiyo』のようなシューゲイザー、平板なアヴァンギャルドとも異なる、インストゥルメンタルを中心としたアンビエントなアルバムだ。

 

新曲「Sorrowful Bouquet」は、シカゴ音響派の系譜にあるナンバーで、ギターサウンドの限界に挑戦している。繊細で叙情的なクリーントーンから始まるギターはやがて極大の宇宙的な音像を構築し、Explosions In The Sky、Mogwai、Tim Heckerのような抽象的で風景的なポスト・アンビエントのサウンドにたどり着く。ギターの演奏を通じて、ドローンの手法も取りいれられている。

 

これまで、バンドとしてMBVのようなサウンドに挑戦し、モントリオール・ジャズ・フェスティバルを始めとする大型のイベントにも出演経験のあるアレックス・ヘンリー・フォスターであるが、God Speed You Black Emperror!の系譜にあるギターロックサウンドに挑んでいる。

 

アレックス・フォスターはアルバム、及び、この新曲について次のように話している。

 

「アルバム『A Measure of Shape and Sounds』の本質が、人生の無常と、自分の存在意識を受け入れることに伴う、衰えの感覚についての深い内省にインスピレーションを受けたのと同じように、楽曲「Sorrowful Bouquet」は、静けさと平和を呼び起こす。時間の概念的な力や、物理的な限界や具体的な視点に対する幻想的なコントロールを失い、自分が何者であるかを解放的に反映するときに感じる感情的な自由、すなわち、自分自身の限界を通して作り出した音波の断片を受け入れる可能性を与えている」

 


「Sorrowful Bouquet」のミュージックビデオは、アジア圏の侘び寂び哲学の美学に基づいて、日本の鳥取県で撮影された。

 

その映像は、方向性を見失った精神状態を視覚的な比喩で文脈化したものであり、波打ち、変調する無限の砂の海は、親密でありながらグローバルな現実感覚の不安定さを象徴している。それを囲む水は、解放へと続く道を映し出していて、一方で、風のはかなさは、さまざまな要素を散乱させながら、日常の感覚のバランスを整える不思議な昇華をもたらしている。

 

不思議なことに、この新曲は、鳥取砂丘のイメージと劇的に合致している。砂丘と海という二つのイメージを元に幻想的な音楽性を際立たせる。制約のない曲代のギターサウンドの拡張は、地上という概念を離れて、宇宙的なもの、つまりマクロコスモスの概念と密に結び付けられる。

 



「Sorrowful Bouquet」MV

 

 


 

 

 

Alex Henry Foster 『A MEASURE OF SHAPE AND SOUNDS』- NEW ALBUM

 



Tracklist:

 

01. Thoughtful Descent 

02. Mechanical Revision

03. A Mind’s Tapestry

04. Cinematic Insight

05.Self-Portrait 

06. Sorrowful Bouquet

07. Manic View 

08. A Gesture, A Present 

09. AlchemicalConnection


09.20.2024 リリース


Pre-order(プレオーダー) : https://found.ee/ahf-amosas

 



【アーティスト情報】

 
Alex Henry Fosterは、カナダのミュージシャン、作家、プロデューサー、作曲家であり、以前はJuno賞にノミネートされたYour Favorite Enemiesのフロントマンを務めていた。Alex Henry Fosterは、2018年に初のソロアルバム『Windows in the Sky』をリリース。このアルバムは「ポストロックの夢のような爆発」(NME)で、「ハンモックやアッシュ&スペンサー、そして、モグワイやエクスプロージョンズ・イン・ザ・スカイの要素を強く思い起こさせる」と評価されている。

 

彼の2枚目のアルバムは、モントリオール国際ジャズフェスティバルのソールドアウト公演で録音されたソロ作品のライブ再解釈で構成。Ben Lemelinは、カナダのマルチインストゥルメンタリスト、ソングライター、音楽プロデューサー。彼とAlexは多くのプロジェクトでパートナーとして協力。Benは、AlexのバンドThe Long Shadowsのメンバーであり、Your Favorite Enemiesではベースを担当。

 

Momokaは東京出身の日本人アーティストで、10年前にモントリオールに拠点を移し、AHFとの一貫したコラボレーターとして活躍。また、彼女自身もアーティストとして活動しており、2025年初めにソロアルバムのリリースを予定している。