Fountaine D.C. トルコ・イスタンブールでのライブをキャンセル パレスチナ人に配慮


アイルランドのポストパンクバンド、フォンテーヌD.C.は、ボイコット、ダイベストメント、制裁(BDS)運動に連帯して、トルコのイスタンブールで予定されていたコンサートをキャンセルした。


バンドは8月20日にZorlu PSMで、近日発売のニューアルバム『Romance』を引っさげてコンサートを行う予定だった。ところがイスラエルのエネルギープラントであるDoradの共同所有者の企業Zorlu Holdingsが会場を所有しているのを理由に、バンドはボイコットの呼びかけに参加した形となった。


フォンテーヌは本日、インスタグラム・ストーリーでこのニュースを発表し、パレスチナのアーティストや人権活動家らと話し合った結果、8月20日(火)にイスタンブールのZorlu PSMで行われる公演をキャンセルすることを決定した。最大のパレスチナ人連合が率いる世界的なボイコット、ダイベストメント、制裁(BDS)運動は、ゾルルがイスラエルへのエネルギー供給から完全に手を引くまで、ゾルルPSMでの公演を拒否するようアーティストに呼びかけている。


「イスタンブールを訪れ、ステージでプレーすることをとても楽しみにしていましたが、今回は、自分たちのポリシーを明確にし、パレスチナの人々との連帯を第一に考えなければならないと思いました。可能な限りすぐにトルコで演奏することをお約束します」と同グループは述べ、チケット購入者には払い戻しが可能であると付け加えた。


パレスチナ人主導のボイコット、BDS運動は、イスラエルに対し、ヨルダン川西岸地区の占領を終結させ、パレスチナ人の権利を認め、パレスチナ難民の帰還を認めるよう、非暴力の圧力をかけるために展開された。


無差別の殺戮に正義などあるのだろうか。原爆の投下に始まり、NATOの旧ユーゴスラビアの空爆の時代を経ても、西側諸国は何一つ態度を改めようとしない。イスラエル政府は、平和の祭典を防御壁とし、あらゆる和平的な可能性の中で最も残虐な選択を続けている。ロイター通信によると、20時間前にイスラエル軍は学校を空爆し、少なくとも30人が死亡した。イスラエル側は、ハマスの拠点であるとの主張をしている。