Soul Asylum(ソウル・アサイラム)が13枚目のアルバム『Slowly But Shirley』を発表  9月27日に発売

 

Soul Asylum
©Darin Kamnetz

 

80年代以来、Soul Asylu(ソウル・アサイラム)は、パンクのエネルギー、ギターの火力、アグレッシブなものからハートフルなものまで幅広い楽曲を、騒々しく力強く組み合わせたロックグループとして知られてきた。しかし、ソウル・アサイラムは、まず間違いなく、2000年代までは「オルタナティヴロック・バンドの大御所」という扱いだったが、今や彼らにオルタネイトの称号を与えることは順当であると言えるだろうか。その答えは、次のアルバムですべて明らかにされる。ミネアポリスのバンドによる、華やかで、楽しくて、ルーズな13枚目のスタジオ・アルバム『Slowly But Shirley』には、これらバンドの魅力がたっぷり凝縮されている。



『Slowly But Shirley』では、ドラムのマイケル・ブランド(プリンス/ポール・ウェスターバーグ)、リード・ギタリストのライアン・スミス、ベーシストのジェレミー・タッペロが参加するソウル・アサイラムが、お馴染みのプロデューサーを起用したことも助けになった。 スティーヴ・ジョーダンは、1990年の『And the Horse They Rode In On』でもプロデュースを担当している。

 

初めてスティーヴ・ジョーダンと一緒に仕事をした当時、ソウル・アサイラムのメンバーは、スタジオで自分たちのサウンドをどのように表現するのがベストなのか、まだ考えあぐねていた。「彼は、スタジオで音楽を演奏するプレイヤー独自の言語を教えてくれたんだ。当時の僕らはそうではなかった。何をどういう順番でやればいいのか、まだよくわかっていなかったんだ」



それから数十年が経ち、両者は、それぞれ別の場所にいる。ジョーダンは現在、ローリング・ストーンズのドラマーであり、ソウル・アサイラムは、グラミー賞を受賞したビルボード・ホット100トップ5ヒット 「Runaway Train 」とモダン・ロックNo.1大ヒット 「Somebody to Shove 」を収録した1992年のダブル・プラチナ・アルバム『Grave Dancers Union』で商業的にブレイクし、ロック・シーンで最も刺激的で勤勉なバンドのひとつであり続けている。

 

しかし、『Slowly But Shirley』では、以前のコラボレーションを思い起こし、ミネアポリスのテラリウムでライヴ・レコーディングを行い、ニューヨークの伝説的スタジオ、エレクトリック・レディとヒット・ファクトリーでヴォーカルをオーバーダビングした。ジョーダンはドラムとタンバリンもオーバーダビングした。

 

「以来、私もスティーヴも多くのことを学んだ。でも僕らはお互いの言葉を知っていた。だから、レコードには、デジタルでカットアップしただけでは得られないフィーリングがあるんだ」


ダジャレを利かせた名前とは裏腹に、『Slowly But Shirley』にはかなり感動的な(そしてシリアスな)裏話がある。このアルバムのジャケットとタイトルは、シャーリー・「チャチャ」・マルドーニーに敬意を表している。「子供の頃、ドラッグレースが大好きだったんだ。

 

レコードのタイトルとジャケットは、ドラッグ・レーサーのパイオニア、シャーリー・"チャチャ"・マルドウニーに敬意を表している。「子供の頃、ドラッグレースが大好きだった」とデイヴ・ピルナーは続けた。「彼女はドラッグレースの最初の女性だった。彼女がレース界の男たちに立ち向かおうとしてくれたことは、私にとって大きな意味があった。私のマネージャーは彼女を呼び出し、彼女は私たちに祝福を与えた」

 

当初はラウド・ファスト・ルールズとして知られていたソウル・アサイラムは、ピルナーがまだ高校生のときに結成され、ザ・リプレイスメンツやハスカー・デューといったミネアポリスの同業者とともに、米国中西部の名高い音楽シーンの一角を占めるようになった。ソウル・アサイラムは「Grave Dancers Union』でメインストリームに躍り出た後、バンドはその勢いのまま、世界的ヒット曲「Misery」をフィーチャーした1995年の『Let Your Dim Light Shine』でプラチナ認定を受け、ケヴィン・スミスのカルト映画『CRA』のサウンドトラックにも参加した。1995年、ソウル・アサイラムは名実ともに世界的なロックバンドと見なされるに至った。

 

新作アルバムのリード・シングル「Freak Accident」について、デイヴ・ピルナーはプレスリリースで次のように語っている。「ジョークはいつも僕の上にある。誰もが間違いを犯すこともあるはずさ」

 

 

「Freak Accident」

 

「Freak Accident」

 

Label: Blue Elan

Release: 2024年9月27日


Tracklist: 


1.The Only Thing I'm Missing

2.High Road

3.You Don't Know Me

4. Freeloader

5.Tryin' Man

6.Freak Accident

7.If You Want It Back

8.Waiting on the Lord

9.Trial By Fire

10.Makin' Plans

11.Sucker Maker

12. High & Dry