ブラック・ミディのジョーディ・グリープ、ニューアルバム『The New Sound』を発表  リードシングル「Holy, Holy」が公開

 

Geordie Greep
©Yis Kid


ブラック・ミディのボーカリスト/ギタリストのジョーディ・グリープが、ソロ・デビュー・アルバム『The New Sound』を発表した。

 

このアルバムは10月4日にラフ・トレード・レコードからリリースされる。このニュースに合わせて、彼はリードシングル「Holy, Holy」とイーサンとトムが監督したミュージックビデオを公開した。


本日のリリースは、Greepがブラック・ミディは "無期限で終了した"との電撃的な発表から1週間後に行われた。

 

「『ザ・ニュー・サウンド』のレコーディングでは、初めて誰にも答えられなかった。「そして、私が抱いた全ての衝動に、その結論に至るまで従うことができた。バンド(ブラック・ミディ)をやっていると、"何でもできる "という感覚を持つことが多いけど、そのアプローチにはある種の制限もあるんだ」


「このアルバムの主なテーマは絶望なんだ。頼りない語り手ではなく、すべてをコントロールできていると自分をからかっているが、そうでない人物の声が聞こえるだろう」とGreepは付け加えた。(”頼りない語り手”とは、パトリック・モディアノに代表されるような現代的な書き手の文体のことをいう。)


ザ・ニュー・サウンドの制作には30人以上のセッション・ミュージシャンが参加し、録音現場は、サンパウロやロンドンまで及んだ。

 

「いくつかのトラックはすでに別の場所でレコーディングしていたんだけど、ちょっと合わなかったから、新しいメンバーで録り直したんだ」とグリープは説明した。

 

「曲の半分はブラジルで、地元のミュージシャンを土壇場で集めてみたんだ。彼らは私が作ったデモに興味を持ってくれただけで、私がやったことを聴いたことはなかった。トラッキングはすべて1日か2日くらいで終わった。その後、ロンドンでオーバーダビングをしたんだ」



「吹き込み過ぎないようにという意味で、長さを心配していた。でも、音楽を聴いて、それが何を意味するのか、何をしようとしているのか、良くも悪くも事前に知っていることに、本当にうんざりしているんだ。私の好きな音楽はすべて、リスナーが何が起こっているのかを理解するためのものだ。ピーター・ハミルやナット・キング・コールのような私の好きな歌手は、文字通り唯一無二の存在。それが大好きなんだ。特に歌詞は、明確ではない部分もあるけれど、他方、抽象的な考えではないことがわかる」


 

「Holy, Holy」

 

 


Geordie Greep 『The New Sound』

 

 Label: Rough Trade

Release: 2024年10月4日

 

Tracklist:


1. Blues

2. Terra

3. Holy, Holy

4. The New Sound

5. Walk Up

6. Through A War

7. Bongo Season

8. Motorbike

9. As If Waltz

10. The Magician

11. If You Are But A Dream