Wild Pink、ニューシングル「Sprinter Brain」をリリース  次回作『Dulling the Horns』に収録

Best New Track Wild Pink- 「Sprinter Brain」(8/15)

 


 ニューヨークのインディーロックバンド、ジョン・ロスのプロジェクト、Wild Pink(ワイルド・ピンク)は、10月4日発売予定のアルバム『Dulling the Horns』のセカンドシングル「Sprinter Brain」を配信した。

 

次作『Dulling the Horns』には、ジョン・ロスのトム・ペティからブルース・スプリングスティーンへの変身のプロセスが示されているというが、セカンドシングル「Sprinter Brain」はそのことを象徴付けている。ザラザラとした質感を持つオルタナティヴなギターロックの要素を踏まえ、アメリカン・ロックの伝統性である高らかなイメージを引き出し、彼の内在的な勇敢さを徹底して発揮する。曲の途中で、ホーンセクションがボーカルの高らかな印象を引き上げるが、それは脚色ではなく、本質の強調を意味する。アウトロのディストーション・ギターのフェードアウトを聞けば、忘れかけていた熱い感覚がどこからともなく込み上げてくるはずだ。

 

アメリカン・ロックの魅力というのは、映画のアクション・ヒーロー的な勇敢さに求められるわけではない。内省的な悩みや煩悶を抱えながらも、前に向かって真っ直ぐ突き進もうという直情的な純粋さにある。聞き手はロックソングとしての純粋な感覚に心を打たれることがある。


Wild Pinkのリーダーのジョン・ロスは、アルバムの制作前に、彼の命を脅かす病と戦うことになったが、彼は退くのではなく、前進することを選択した。勝てるかは分からないが、負けないことを選択したのだ。

 

セカンドシングルについてジョン・ロスは語っている。「この曲は、自分の問題に対処する方法を学ぶこと、そして、破局を迎えないことについて歌っている」と語っている。「この曲は、問題に対処する方法を学ぶこと、そして大惨事に陥らないことについて歌っている。この曲は、ここしばらく書いた曲の中で最も速い曲のひとつで、ライヴで演奏するのが本当に楽しい」

 

アルバムの制作について、「これらの問題に答えはない」とジョン・ロスは説明する。しかし、ダリング・ザ・ホーンズに関する限り、前進する道は少なくとも1つあった。「すべてを焼き払い、前進し続けることだった」このアルバムは、ノースカロライナ州アッシュヴィルのアレックス・ファーラーがミックス、イリノイ州シカゴのグレッグ・オービスがマスタリングした。

 


「Sprinter Brain」- Best New Tracks