イギリスのマルチ奏者でプロデューサー、ウィル・ドーリーのソロ・プロジェクト、スキンシェイプ。
すでに収録曲「Can You Play Me A Song」とラヴァーズ・ロックの女王として知られ、そのかすれたソウルフルなヴォーカルが特徴のホリー・クックをフィーチャーした「Lady Sun (feat. Hollie Cook)」が配信リリースされていたスキンシェイプの最新アルバム『アナザー・サイド・オブ・スキンシェイプ』だが、ついにその全貌が解禁となった。
『アナザー・サイド・オブ・スキンシェイプ』は、これまでの彼のどの作品とも似つかない内容となっている。幼少期の思い出やエチオピアのリズムからインスピレーションを得たと言う今作は、ウィルの心の最も難解な部分にアクセスしている。
アルバムの制作中、ウィルは様々なキーボードやドラム・マシーンを実験的に使用し、それらはトーマス・ブラントの素晴らしいドラミングの上に重ねられることもあった。トーマスはウィルのライヴ・バンドの一員でもあり、スキンシェイプの常識を熟知している人物。
今作についてウィル本人は、「1990年代へのオマージュのような曲もあれば、1960年代や1970年代に敬意を表した曲もある。ただし、受け取る側によってはそういった表現だと感じ取れない人もいるかもしれない。いずれにせよ、このアルバムが楽しく、一日の流れにさりげなく溶け込むことを願っているよ」と話している。
さらに、アルバムのアートワークを手掛けたのは、2020年リリースの『Umoja』同様、日本人デザイナーのKenichi Omuraである。
【リリース情報】
アーティスト名:Skinshape(スキンシェイプ)
タイトル:Another Side Of Skinshape(アナザー・サイド・オブ・スキンシェイプ)
発売日:発売中!
レーベル: Lewis Recordings
トラックリスト
1. Stornoway
2. Mulatu Of Ethiopia
3. Can You Play Me A Song?
4. Lady Sun (feat. Hollie Cook)
5. It’s About Time
6. How Can It Be?
7. Ananda
8. Road
9. Massako
10. There’s Only Hope
アルバム配信中!
【バイオグラフィー】
ロンドンのインディ・シーンを拠点に活動するマルチ・プロデューサー、ウィル・ドーリーによるソロ・プロジェクト。2012年結成のロンドンのアート・ロック・バンド、パレスの元ベーシストとしても知られている。
これまで、ソウル、ファンク、サイケ、ソフト・ロック、ヒップホップ、アフロビートといった様々なサウンドをキャリアで築いてきた彼は、身近にある楽器はドラム以外、ほぼ全て(ギター、ベース、キーボード、パーカッション、シタール、フルート、そしてヴォーカル)自らが手がけるという、まさにマルチ・プレイヤー。2012年に4曲入りセルフ・タイトルEPでデビューし、2014年には同名のアルバムをリリース。そして、これまでにスキンシェイプとして8枚のアルバムを発表している。
2014年にはロンドンのインディー・バンド、パレスにベーシストとして参加し、2015年の『チェイス・ザ・ライト』、2016年の『ソー・ロング・フォーエヴァー』といった2枚のアルバムの制作に携わっている。その後、スキンシェイプの活動に専念するために同バンドを脱退。2024年9月に9作目のアルバムとなる『アナザー・サイド・オブ・スキンシェイプ』をリリース。その後は、UK/USツアーが決定している。