Mew 解散を発表  地元コペンハーゲンのロイヤル・アリーナの公演で約30年のキャリアに終止符を打つ

MEW


 MEW(ミュウ)が解散を発表した。デンマークのロックバンドは、5月29日にオーフスのオーフス・コングレス・センターで、5月31日に地元コペンハーゲンのロイヤル・アリーナで開催される2つのコンサートでファンに別れを告げる。

 

 シンガーのヨナス・ビェーレ、ドラマーのサイラス・ウトケ・グラエ・ヨルゲンセン、ベーシストのヨハン・ウォーラート、ギタリストのボー・マドセンは1995年にミュウを結成。バンドの最後のアルバムは2017年の『Visuals』だった。


 ヨナス・ビェールは声明で次のように述べている。


 親愛なる友人たちへ


 来年でMewは30周年を迎えます!私や素敵なバンド仲間に数え切れないほどの冒険をさせてくれたこの旅は、本当に素晴らしいものでした。そしてそのどれもが、Frengersの皆さんと皆さんのサポートがなければ実現しなかったことです。これは決して当たり前のことではなく、これからも変わらない。


 私にとって、この旅は終わりに近づいている。来年がミュウでの最後の年になる。私個人としては、別の旅に出て、他のクリエイティブなプロジェクトに集中する時期だと悟りました。こうしてお別れ公演ができること、そして大切な友人であり共同創設者であるヨハンとサイラス、そしてドクとマッズ・ウェグナーと最後の旅に出られることをとても嬉しく思っている。このことについては、近いうちにもっと長い記事を書くつもりだ。とりあえず、来年のショーで会えるのが待ちきれないよ!


 愛を込めて、ジョナス。


 そして、フルラインナップはこう付け加えた。「30年? まともな神経をしていたら、1995年当時、僕らがまだここにいるなんて想像もしなかっただろうね」

 

 デンマークのエレクトロ・ロックバンド、MEWは2000年頃にスウェーデンのHIVESとともに北欧のミュージック・シーンがどれほど素晴らしいか、世界的に紹介した貢献者である。両バンドともに、実際のライブを見たことがあるが、それぞれ持ち味こそ異なるにせよ、素晴らしいライブを披露していた。MEWは北欧のロックの旋律の素晴らしさ、そして音響派としてのロックという長所を持っていた。MEWの紡ぎ出す耽美的な旋律はMBVに匹敵するものがあった。