Real Estate、 エルトン・ジョンが1973年に発表した「Daniel」のカバーを配信 

 

©Sina Nasseri


今年初め、ニュージャージーのロックバンド、Real Estate(リアル・エステート)はダニエル・タシアンがプロデュースした最新アルバム『Daniel』をリリースした。
 
 
アルバムのリリースを記念するライヴは、名前のバリエーションを持つ人が参加している。ライブは、エルトン・ジョンの1973年のヒット曲「Daniel」のカヴァーで幕を開けた。Real Estateは、このカヴァーのスタジオ・レンディションを配信した。以下よりチェックしてみよう。
 
「ダニエル」 (Daniel) は、イギリス出身のシンガーソングライターであるエルトン・ジョンのヒット曲で、1973年発表のアルバム『Don't Shoot Me I'm Only the Piano Player(邦題: ピアニストを撃つな!)』に収録された。エルトン・ジョンが作曲し、バーニー・トーピンが作詞した。全米シングルチャートで2位を、およびアダルト・コンテンポラリー・チャートでは1973年春に2週間1位を記録した。全英シングルチャートでは4位を記録した。


作詞を手掛けたバーニー・トーピンは、ベトナム戦争にインスパイアされて「ダニエル」を作詞した。
 
 
歌詞(最終版では削られたオリジナルの草稿の詩を含む)は、戦闘の末に盲目となった(「兄さんの眼は死んでしまった。だけど僕よりも良く見えるんだ。("your eyes have died"/"but you see more than I")架空の退役軍人が帰国してからの自分を取り巻く状況(「癒えない傷の痛みをまだ感じるのかい?」("do you still feel the pain"/"of the scars that won't heal?")から逃げ出すためにスペインへ旅立つ様子を弟の目線から見た話として描いている。
 
 
「『ダニエル』は『最も誤解されている歌』」であるとバーニーは『Two Rooms』の中で釈明している。「これはベトナム戦争から帰還して故郷テキサスの小さな町に戻ってきた男の話なんだ。町の人々は『彼が帰って来る』と歓声を上げて迎え、あたかもヒーローの様に扱った。だけど彼はただ単純に家に帰り、元の農場で働きたかっただけで、出征する以前のような生活に戻ろうとしただけ・・・という内容さ。僕は戦争から帰還した人達を思いやる何かを書きたかった」




「Daniel」