ゴシックパンクの帝王、そして80年代のポピュラーの代表格でもある、イギリスの名ロックバンド、The Cure(ザ・キュアー)は、16年ぶりとなるアルバム『Songs of a Lost World』を11月1日にリリースすることを発表した。バンドは、今後数週間かけて新しいトラックリストを明らかにする予定だが、本日、彼らは新曲「Alone」を公開した。以下でチェックしてほしい。
ロバート・スミスは声明の中で「Alone」についてこう語っている。"一人であること "というシンプルなアイデアで作業しながら、オープニングにふさわしい曲のオープニング・ラインを見つけるのにしばらく苦労していたんだ。レコーディングを終えてすぐに、イギリスの詩人アーネスト・ダウソンの『Dregs』という詩を思い出した。
And Nothing is Forever'と'I Can Never Say Goodbye'の2曲のライブ・ヴァージョンは、先月、限定版のエコ・ヴァイナルでリリースされた。
「Alone」
The Cure 『Songs of a Lost World』
*収録曲は未公開
2008年にリリースされた『4:13 Dream』以来となるスタジオ・アルバム『Songs of a Lost World』は、制作に数年を要した。当初、2019年のリリースを予定していたが、2012年にフルタイム・メンバーとして加入して以来、リーヴス・ガブレルスをギターに迎えたバンド初のフル・アルバムとなった。
リリースに先立ち、バンドは2023年に33カ国90日間のライブツアー『Shows of a Lost World』でアルバムのプロモーションを行った。アルバムのリリースは2024年9月26日に正式に発表され、リードシングル「Alone」のリリースと専用サイトが公開された。アルバムのジャケットはアンディ・ヴェラがデザインし、スロヴェニアのアーティスト、ヤネス・ピルナットが1975年に制作した彫刻「Bagatelle」がフィーチャーされている。
【バイオグラフィー】
ザ・キュアー (The Cure) は、1978年に結成された英国出身のロックバンド。1978年、前身バンドとなるイージー・キュアーを母体として、ロバート・スミス、マイケル・デンプシー、ローレンス・トルハーストの三人で結成された。 翌1979年にシングル「Killing An Arab」でフィクション・レコードよりデビュー。初期はパンクを色濃く残すニューウェーブバンドであったが、メンバーの入れ替わりとともに音楽性も変遷し、現在はゴシックやオルタナティブに分類される。その活動歴は四半世紀を越えており、現在の音楽シーンの中でもその影響を受けたと公言するバンドは多い。